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4つのファンで強力に冷却、薄くよりカッコよくなった本体にも注目

ゲーマーのための進化を遂げ続けるゲーミングノートPC最高峰の17.3型「New Alienware x17」は、筐体も性能もテクノロジーもスゴイ

2021年09月29日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII
提供: デル・テクノロジーズ

Nキーロールオーバーやアンチゴースト機能もしっかり搭載したキーボード

テンキーのないタイプで個人的にも好みのキー配列とサイズで、打鍵感も良好。なお、キーボード両端にも吸気口を備えている

 New Alienware x17は、キーストローク約1.5mmの薄型キーボードを採用。加えて、Nキーロールオーバーやアンチゴーストといった、ゲームプレイ時の誤入力を防止し、的確なキー操作が可能な機能もしっかり搭載している。

 右端には音量調節ボタンやミュートボタンを配置しているため、ボイスチャットの音の調整や急なミュートもキーボード上で操作できるのは便利だ。加えて、テンキーは採用していないため、通常キーのサイズも大きく、実際にゲームをプレイしてみてもとても快適だった。薄型というのもあり、タイプ音も小さく周囲にうるさく感じられることもないと思う。

 キーボードは、オプションで「Alienware AlienFX RGB CHERRY MXメカニカルキーボード」にも変更できる。ステンレススチール製のキースイッチに、金メッキのクロス ポイント コンタクト システムを採用しており、完璧な制度とぐらつきのないキーストロークを可能にしているという。なお、このキーは英字のみとなるため、変更する際は注意が必要だ。

ディスプレーはオプションで4K&120Hz/フルHD&360Hzも

狭ベゼルで没入感も高いディスプレー

 New Alienware x17のディスプレーは、デフォルトはフルHD(1920×1080ドット)でリフレッシュレート165Hzだが、オプションで4K(3840×2160ドット)&120Hz(+5万3900円)と、フルHD&360Hz(+2万2000円)も選択可能だ。4K&120Hzの場合は100% Adobe RGBに対応するほか、輝度は500nit。フルHD&360Hzの場合は、G-SYNCを搭載しているほか、iGPUとeGPUの両方を効率的かつ自動的に利用できるAdvanced Optimusにも対応している。

 もちろん、標準のフルHD&165Hzでも快適にゲームプレイは可能だが、アクションゲームやMMORPG、FPSといった幅広いジャンルをより楽しみたいのであれば4K&120Hz、FPSやTPSといった瞬時の判断や的確なエイムが必要なタイトルを中心に遊びたいのであれば、フルHD&360Hzを選択することをオススメしたい。

 普段私は15.6型ゲーミングノートパソコンを仕事とゲームで使っているが、17.3型はひと回り大きく、ゲームプレイは格段に快適だった。屋外にもよく持ち運んでゲームも仕事も使う場合は15.6型以下のほうがいいが、ゲームを中心にがっつり遊ぶのであれば、17.3型のほうがいいなと感じた。

 インターフェースは、右にヘッドセット端子、左に電源端子と左右は最小限に抑えてあり、その分背面に集約されている。背面には、Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen1×2、USB 3.2 Gen2 Type-C、HDMI 2.1、Mini DisplayPort 1.4、有線LAN端子、microSDカードスロットを配置する。

側面はヘッドセット端子と電源端子のみでインターフェースは最小限になっている

背面にはThunderbolt 4、USB 3.2 Gen1×2、USB 3.2 Gen2 Type-C、HDMI 2.1、Mini DisplayPort 1.4、有線LAN端子、microSDカードスロットを備える

 左右のインターフェースが最小限なため、見た目がスッキリとしているほか、背面からそのままデスクの奥までケーブルを伸ばせるので、配線もキレイにできる。有線LANだけでなく、Killer Wi-Fi 6EとBluetooth 5.2に準拠しているので、無線接続でも安定した通信が可能だ。

 そのほか、従来モデルと比べてACアダプターがかなり小型化しているのもポイント。17.3型は基本据え置いて使うサイズ感ではあるが、帰省時や友人宅で一緒にPCゲームを遊ぶというように、たまにはリュックなどに入れて持ち運ぶこともある。その際に、ACアダプターが大きいと、それだけ荷物になってしまうので、小さくなったのは結構うれしいポイントだ。

左が従来モデル、右が本機のACアダプター。かなり小型化している

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