猫って小さな高低差が好きだよね。ちょっとした段差を枕にしたりよりかかったり。たまたま最近、クルマ止めにアゴを乗せて回りを警戒してる猫を見かけたとき、そういう姿ってなんかいいなと思ったので段差猫写真を引っ張り出してみたのである。
そのきっかけ写真がこれ。このときiPhoneしか持ってなかったのがちょっと残念。これ見ると「クルマ止めは猫がアゴを乗せるためにある」って思うでしょ。
そしたら、その数日後、もっと大胆なアゴのせスタイルに出会ったのである。場所は「保護猫シェルターQUEUE」。いや、さすがにこの段差はアゴが疲れるんじゃないかと思うのだけど、めちゃリラックスして寝てたのだった。
ほかにアゴ乗せ猫写真なかったっけ、と探しはじめて思い出した。いいのがあったのである。撮影したのは2009年。10年以上前のだけど、とある公園のめちゃ人なつこい猫がいて、猫ボランティアのお嬢さんが持ってきた円形のバッグに2匹仲良く(ちなみにこの2匹は兄弟、いや姉妹か、どっちだっけ)おさまってアゴを乗せてたのである。これはやばい、ってんで冒頭写真にしてみた。
アゴ乗せ猫でもう1枚思い出した写真がある。とある公園にいたキジトラ。猫を撮っててふと振り返ると、ベンチに置いたバッグの上に別の猫が! なんか勝手に占領して、アゴをのっけて落ち着いてる。なんかくれるまで返さないぞって感じかもしれない。にしても、人馴れしすぎだ。
段差があったら乗せるのはあごだけじゃない。肘である。猫だと肘とはいわんのか。前足の肘にあたる関節。まあ要するに、いい感じの段差に腕をのっけて偉そうにくつろぐおっさん、的なあれだ。コンクリートの段差に腕を乗っけて気持ちよさそうに毛繕いしてるの図。
さらにもう1匹。正面から見るといい感じの段差に持たれてラクな姿勢になってるミケのハチワレっぽい猫。たまたま工事予定地かなんかで簡単な柵に囲まれた中でくつろいでたのだ。段差を利用して。
この猫と合った途端、横から見た方が面白い画になるんじゃないかと、ぐるっと回り込んだのである。真横から見るとちょっと偉そうな感じでいいでしょ。ボスっぽくなるし、風呂にはいってくつろいでる風でもある。
かくして、猫と段差はよいコンビなのだ。
■Amazon.co.jpで購入
-
古地図とめぐる東京歴史探訪 (SB新書)荻窪 圭(著)SBクリエイティブ
-
デジタル一眼レフカメラが上手くなる本 基本とシーン別の撮り方60上原 ゼンジ、桃井 一至、荻窪 圭(著)翔泳社
-
古地図でめぐる 今昔 東京さんぽガイド荻窪 圭(著)玄光社
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります