フルHD~WQHDでかなり快適なゲームプレイを実現!
Ryzen 7 5800X+RX 6700 XT搭載、約30万円のゲーミングPC「G-Tune EP-A-6700XT」は幅広い用途で活躍する熱い1台だ
G-Tune EP-A-6700XTの基本性能は非常に優秀
とくにコンテンツ制作で高性能が期待できる
それでは、G-Tune EP-A-6700XTのテスト結果を見ていこう。
まずは、システム全体のパフォーマンスをチェックできる「PCMark 10」(Version 2.1.2519)からだが、ここでは無償版でも利用できるPCMark 10"無印"のテストを実行している。
その結果だが、総合スコアは8300ほどと良好で、詳細スコアを見るととくに「Digital Content Creation」が13400ほどと高い結果を残している。Digital Content Creationは、コンテンツ制作に関するパフォーマンスを見るテストグループで、G-Tune EP-A-6700XTは動画編集や写真のレタッチなどで、とくに高いパフォーマンス発揮するといってよいだろう。それ以外の基本性能を計る「Essentials」や、オフィスアプリケーションの性能を示す「Productivity」も、どちらもスコアは10000を超えており、G-Tune EP-A-6700XTのポテンシャルはかなり高い。
続いてCPUの性能を確かめるべく、「ffmpeg」を用いたトランスコードに要する時間を計測してみた。今回用意した動画ファイルは、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」をプレイした7分弱のもので、解像度は1920×1080ドット、フォーマットはMotionJPEGである。これをffmpegを利用して、「H.264/AVC」と「H.265/HEVC」へとトランスコードしたのだが、前者は9分ほど、後者は21分ほどで作業が終了した。さすがに負荷が大きいH.265/HEVCは時間がかかっているものの、20分ほどで終了しているのはかなり実用的だ。
ストレージ性能も、「CrystalDiskMark」(Version 8.0.4)でチェックしておこう。SSDのパフォーマンスは、シーケンシャルアクセスで最大2400MB/秒ほど、ランダムアクセスでも最大500MB/秒と高い結果を残している。少なくともテストを行なった限りでは、OSの起動やゲームのローディングで、時間を要することなくストレスを感じることはなかった。
定番ベンチマークである「3DMark」(Version 2.19.7227)の結果だが、G-Tune EP-A-6700XTはFire Strike"無印"で30000を超えるスコアを叩き出している点はインパクトが大きい。DirectX 12のテストである「Time Spy」でも、Time Spy"無印"で10000を余裕で超えるスコアを発揮しており、G-Tune EP-A-6700XTにおける3D描画性能は否が応でも期待が高まる。
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