こんばんは、お酒が好きな記者ナベコです。この夏は家に入り浸って夜な夜なお楽しみ。最近、編集部から連れてきたお友達(キリンのぬいぐるみ)が酒盛りのメンバーに加わってくれたのでひとり言の頻度が増えました。どうでもいいですね、そんなこと。
ワインを氷や炭酸で割ってもいいじゃん
みなさん、夏にワインって飲みますか? キンキンに冷えたお酒を爽快に流し込みたくなる夏は、ワインだとスッキリと飲めるイメージがなく冬に比べて飲む頻度が少ないかもしれませんね。そうではありますが、ワインを「かち割り」や「炭酸割り」にしてみると、キンキンに冷えて夏でも飲みやすいですよ。
かち割りは、ワインに氷を入れてロックにして飲むこと。ワインに氷を入れる飲み方は数年前から日本でも親しまれているし、最近だと氷を入れることを前提とした「氷と楽しむおいしいワイン」(サントリー)といった商品も出てきています。
炭酸割りはどうかというと、実は本場ヨーロッパでは珍しくありません。ヨーロッパではワインがポピュラーなお酒だからこそ、水割り、炭酸割り、お湯割りなど様々に飲まれてきた歴史があります。あのナポレオンもワインを水割りで飲んでいた、なんてエピソードがあるそうです。
それでも、なんとなくワインを割って飲むことに抵抗があるというあなた。果実をワインに漬け込んだサングリアをご存じでしょうか。ワインに果物を堂々と加えて味を変えているわけですから、サングリアがありだったらかち割りも炭酸割りもご法度と言われるのは変な話。お酒は自分が飲みやすく楽しむのが一番ですよ!
どんなワインでも割ってもいいの?
……とはいえ、ワインを氷や炭酸で薄めてしまうことには間違いないので、心情としても高級なもので試すのは勇気がいります。スーパーで買えるお手頃な価格帯のワインでまずは試してみるといいでしょう。
何本かワインを買ってきて試したところ、赤も白もフルーツ味がある甘めなもののほうが華やかなアロマが残っておいしく感じました。赤はタンニンがしっかりあるものだと薄まることでえぐみが強調されるので、タンニン少なめなライトボディーなものがかち割り、炭酸割りにオススメ。白はキリッと辛口なものより少しマイルドなもののほうがおいしさが残っていいと思います。
氷を入れることでキンキンに冷えて夏にも気持ちいい喉ごしに。炭酸を加えるとシュワシュワした刺激が加わってさらに飲みやすさ良好に。ただし、ワインはアルコール度数13%前後と割って飲むお酒としてはアルコール低め。焼酎の炭酸割と同じ分量にしてしまうとものすごく薄くなってしまいます。ワインと炭酸が5:5程度と、あまり炭酸を多くしすぎないように気をつけましょう。
シチュエーションには気をつけましょう
気軽にワインを楽しむことに罪はないですが、かち割りや炭酸割りには注意点がひとつ。先ほども書いたように、ワインを薄めることには変わりないので、例えば店主がオススメの1本として注いでくれたワインに「氷を入れてもいいですか?」ときくと複雑な顔をされてしまうかもしれません。砕けた飲み方ですので、あらたまった場では周りの雰囲気を気にしつつ判断しましょう。家飲む時には問題ないですね。
ワインのかち割り、炭酸割りには、個人的にこんなメリットも。ワインを薄めるので、例えば深夜までダラダラと飲んでしまっても翌日の負担が予想より少なかったのです。結局、薄めるので飲む量が減ったようなんです。平日などお酒軽めにしておきたい時にもアリなのかもしれません(お酒は適量に!)。
氷や炭酸でワインを割る話をしてきましたが、割らないで飲むワインもやっぱりおいしいですよね。ステーキ肉を買い込んできて贅沢感を楽しみながらストレートで飲むタンニン強めのワインも素晴らしさったら。料理やシチュエーション、気分にあわせて、自分にあったワインの楽しみ方をするのが大正解ですね。
ナベコ
酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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