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スマホはトイレの便座より汚いは本当か!? 「arrows Be4 Plus F-41B」でガチ検証

2021年08月25日 11時00分更新

スマホと便座の汚れをお盆中に調査!

 何年も前から「スマホはトイレの便座より汚い」と言われている。たしかに、スマホはほぼ1日中触っているものだし、人間の手は掴んだり押したり握ったりと、人間の部位の中でも様々な場所に触れる機会が多い。しかし、最近はアルコール消毒を頻繁にするし、そもそも用を足す場所より汚いなんてありえるのだろうか? ふと、そんなことをトイレで思いついた筆者は、お盆中、家に引きこもって検証することにした。

arrows Be4 Plus F-41B

 とはいえ、漠然と「汚い」「綺麗」と言ってもわかりづらいので、数値として汚れをデータ化できるツールが必要だ。そこで、洗えるスマホ「arrows」シリーズを手がけており、スマホが清潔であることにこだわっているFCNTさんに相談した。「スマホと便座は本当に同じくらい汚いのか調べたいので、汚れを可視化できるツール貸してください!」と無茶な依頼をすると「いいっすよ!」とすぐさま検査キットが送られてきた。スマホの分解企画といい、FCNTさんのノリの良さよ……。

 さて、検証用スマホとしてドコモから夏モデルとして発売された「arrows Be4 Plus F-41B」(ドコモオンラインショップの価格は2万1780円)をお借りし、1週間ほどペタペタと触ってみた。そして検査キットはキッコーマンの「ルミテスター PD-30」。キッコーマンといえば、調味料やウーロン茶が有名だが、このような検査キットもリリースしているとは知らなかった。

約1週間、ゲームしたりSNSしたりとベタベタ触った結果、ディスプレーが手の脂で汚れていることがわかる。この時点で明らかに汚い

背面は指紋がつきにくいが、やはり皮脂がついている(写真だとわかりにいくいかもしれない)。背面は手のひらが当たるので、手汗なども付着しやすい

キッコーマン「ルミテスター PD-30」

この液晶画面に結果が表示される。3000が基準値でこれより上だと不合格

ここに汚れを拭き取った綿棒ホルダーを入れる

これが綿棒ホルダー「ルシパック Pen/A」

先っちょに液体と粉末状の薬品が入っている

 そしてスマホが汚れていたなら洗わなければいけない。しっかりと細部まで洗えているかどうかをチェックする「手洗いチェッカー」もお借りした。これは専用のローションを塗って、洗ったあとに特殊なライトを当てると洗い落とせていないローションが反応して光るのだ。ローションが光りまくっていると、全然洗えていないという証拠になる。今回は汚れチェック後のarrows Be4 Plus F-41Bを使って、洗うとどれだけキレイになるのかも検証した。

「手洗いチェッカー」。上から覗き込むことで結果がわかる。暗い所で見る必要があるので、このような状態にした

このライトに専用ジェルが反応して光る。なお、ライトを直視するのは危険なので注意!

衝撃の検査結果に! スマホはこれだけ汚れていた

 それでは、さっそく汚れの検査をしていこう。まずはスマホ・arrows Be4 Plus F-41Bから。スポイト状のケースの中に綿棒が入っているので、この綿棒を水で濡らしてから検査したい部分をこする。その後、綿棒をケースに戻して奥まで押し込み、その状態で振って薬品と液体を混ぜる。あとはケースをルミテスターに入れて「Enter」ボタンを押すだけ。10秒で結果が表示される。

綿棒の部分を水で軽く濡らす

ディスプレー部分をちょいちょいと拭き取る

背面もちょいちょいと拭き取る。一番汚れてそうな指紋センサー部分を重点的に

軽く複数回横に振る

綿棒ホルダーをルミテスター PD-30に入れる

結果が出た! 4760で、基準値である3000をだいぶ超えてしまった。そんなに筆者の手は汚いのかと落ち込んだ

 同様の手順で便座もチェックする。さすがにお尻よりスマホを触る手が汚いってことはないでしょ! と余裕の気分だったのだが……。

何の変哲もない便座。トイレ全体を撮すのもアレなのでこの構図に

便座を綿棒でこする

検査結果はなんと……4718! 本当にスマホは便座と同じくらい汚れているのか! むしろスマホより便座ほうがキレイだったのがショック

 以上のように、スマホも便座も同じくらい汚れているということが証明された。手は毎日洗ってアルコール消毒だってしているのに……。

 そういえば、子どもっていろんなところ触るし、外遊びとかで手が汚れることも多いから相当高い数字が出るんじゃ? と思った筆者は、子どもに与えているタブレットで追加検査をすることにした。

ちょっとわかりづらいが、見た目の汚れはスマホ以上。グリグリと綿棒で汚れている部分をこする

数字は3908。不合格ではあるものの、スマホや便座よりはキレイだった。どう考えても子どもの手のほうが汚そうなんだが……。タブレットよりもスマホのほうが使用頻度が少ないからだろう

スマホを洗ったらどのくらいキレイになるのか
数値で証明する

 先ほどの実験の結果から、便座とスマホは同じくらい汚れていると判明したが、arrows Be4 Plus F-41Bは“洗える”ということを忘れてはいけない。実際に洗うとどのくらい汚れが取れるのかを、手洗いチェッカーなどを使って検証する。

手洗いチェッカー専用のローション

試しに手に塗りたくってみる

手洗いチェッカーでライトに照らすとこのように反応する。まだ洗う前なのでベタベタだ

洗い流すとこうなる。ところどころにローションが残っており、しっかり洗えてないことがわかる。飲食店での手洗い研修でこの機材を使うこともあるとか

arrows Be4 Plus F-41Bに塗りたくった

洗う前のarrows Be4 Plus F-41B

背面は前面との差別化のため、このように塗った

 さて、しっかり洗うとどのくらいキレイになるのか。結果を見てみよう。

ハンドソープを付けて、水流を弱めにして洗う

強くこすらずに、丁寧に洗い流す

手洗いチェッカーで見てみると、見事にすべて洗い流されている

背面もご覧のとおり

それでは、綿棒でこすってみよう

ななな、なんと、31! 新品未使用のようなレベルに!

 スマホを洗うことでだいぶ清潔になるということが、数値で実証できた。スマホを洗うことの重要性がわかってもらえたかと思う。やはり、洗わないよりは洗った方がいいし、なによりピカピカのスマホは使ってて気持ちがイイ。

 スマホを触るとき、化粧品が付いてしまうこともあるだろう。お菓子を食べながら触ることもあるだろう。なんならトイレに落としてしまうこともあるだろう。スマホは現代人が一番触れているモノだけに、様々なものが付着する。しかし、一番触れるモノだからこそ、清潔に保っておきたい。

 そういう意味でもarrowsシリーズの「泡ハンドソープ洗える」という要素はとても意義深く、魅力的だ。普通のスマホだと防水止まりで、洗剤などを使っての洗浄は推奨されていない。これから洗えるスマホは続々と増えてくるかもしれないが、arrowsが「泡ハンドソープで洗えるスマホ」のオリジネイターであることは覚えておきたい。

「arrows Be4 Plus F-41B 」の主なスペック
ディスプレー 5.6型有機EL
画面解像度 1480×720ドット
サイズ 約71×148×9.4mm
重量 約160g
CPU Snapdragon 460
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB) 
カメラ画素数 アウト:約1310万画素
イン:約800万画素
バッテリー容量 3600mAh
防水/防塵 ○/○(IPX5,8/IP6X)
おサイフケータイ
[FeliCa/NFC(FeliCa搭載)]
-/○
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
イヤホン
カラバリ レッド、ブラック、ホワイト

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