カシカは7月7日、AR化した商品を表示・共有できるサービス「カタチスペース」の法人向け定額制プランを提供開始した。
通販サイト利用者が、サイトに組み込まれたカタチスペースのボタンを押すことで、カメラが起動。仮想的に商品が自宅の部屋やテーブルの上に設置されて、目の前に商品が実在しているかのような体験ができる。
AR表示に専用アプリのインストールは不要で、AR表示中の画面から商品決済ページへ直接進むこともできる。ユーザーは実物と変わらない寸法・質感・形状で作成された商品を確認可能で、配置確認や自身のアイテムと組み合わせるなど、利用シーンを明確にすることができるという。
実物とサイト上に載せた商品写真とのイメージギャップを減らすことにより、購買までの不安の払拭や購入意思決定までの時間を短縮。直感的な購買体験を提供する。また、商品の返品率の低下につなげられるとしている。既存サイトや自社アプリへのARの導入は、カシカより発行される「iframe」を組み込むだけで、導入企業に開発負荷はかからないという。AR表示画面には、購入ページやキャンペーンサイトに遷移することができるリンクの設定が可能で、購入意欲を保った状態で、決済まで進められるので購入の離脱機会を防ぐとのこと。
料金プランは上の表の価格設定となっていて、各プランの3Dスキャン・AR化は、無料のカタチスペースアプリなどで作成が可能となっている。「プロ」プランのみ月1回の専門チームによる3Dスキャン「カタチスキャン」が含まれる。専門チームによるこのスキャンは1回3万円でオプションとしても利用可能。いずれも初期費用は無料とのこと。
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