PCのブラウザーは何を使っているだろうか。Windows 10にはEdgeとIE 11が標準で搭載されているが、もっとも利用されているのはChromeだ。以前のEdgeが使いにくかったため、Chromeをインストールする人が増えた。Chromeは拡張機能により、便利にカスタマイズできるからだ。
とは言え、初期状態のChromeはお世辞にも機能が豊富とは言いがたい。多数の拡張機能をインストールすることで柔軟な設定ができ、便利な機能を活用できる。しかし、人によっては拡張機能の情報収集をするのは面倒、と感じることもあるだろう。
そこでオススメなのが「Vivaldi」というブラウザーだ。大量のウェブページを閲覧するユーザー向けに、2016年にリリースされた。ブラウザーマニアの中では人気を集めているのだが、まだ一般的な知名度は低い。
VivaldiはChromeと共通のChromiumで開発されているので、Chromeの拡張機能を利用できるのも特徴だ。だからといって、VivaldiがChromeの派生版と言うことではない。独自のコンセプトを持ち、オリジナルのUIを作り上げている。あくまでもウェブページの描画部分にChromiumのBlinkエンジンを利用しているのだ。
だが、機能が多すぎて、まとめて紹介しても覚えきれないかと思う。そこで今回は少々ニッチだが、筆者が愛用している3つの活用方法を紹介する。すべて、拡張機能をインストールしていない、標準機能で実現できる。1つでも、あ~これは便利そう、と感じてもらえたら幸いだ。
Vivaldi便利テク1 予定の5分前になったら
ブラウザーを燃やしたり溶かしたりしたい
テレワークでビデオ会議をする機会が増えた。移動時間がなくなるのはありがたいが、それでも遅刻する人は多い。筆者も10分とか15分前には資料の準備やカメラ・マイクのセットアップをするのだが、時間が余ってついネットを閲覧してしまい、会議開始時間を過ぎてしまったことがある。
多分、画面右下に予定の通知が出たと思うが、反射的に閉じる癖が付いていて意味がない。しかし、閲覧しているブラウザーが燃えたり溶けたりしたら、見間違うことなく予定に気がつくことができる。
燃える? 溶ける? と疑問に思うのももっともだが、画面を見てもらえば一目瞭然。大いに炎上し、ドロドロになっていることがわかるだろう。
ジョーク機能と言えばそうなのだが、味気ないポップアップだと見落としてしまう可能性があるので、意味はある。ちなみに、この時の通知音は「なし」と「チーン」のほかは、「ジャジャーン」と鶏の鳴き声の「コケコッコー」と、こちらもちょっと脱力しているのが面白い。
まずは、カレンダーを有効にする必要がある。設定の「一般」から「生産性機能」の「メール、カレンダー、フィード機能を有効にする」にチェックを入れる。筆者の場合は、普段使いしているGoogleカレンダーを設定した。その後、「カレンダー」の設定から「通知の種類」や「通知音」を選択すればいい。通知タイミングは、「デフォルトの予定通知」のプルダウンメニューから選択する。
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