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動画サービスもワンタッチで視聴開始できる

約13年ぶりのテレビ購入、37型プラズマから50型4K液晶に買い換えたら世界が変わった

2021年08月14日 10時00分更新

13年ぶりにテレビを買い換えた

 自宅でテレビを見るというと、最近ではめっきりニュース番組しか出番がなく、あとはたまにPlayStation 5やNintendo Switchなどのゲーム機で遊ぶときだけしか電源を入れることはありませんでした。

 しかも、2008年製のプラズマテレビという、何年も前にシェア争いから脱落したものを使い続けていたわけです。未だ現役で特別買い換えるほど不具合が起こっているわけではありませんでしたが、ちょうど東京2020オリンピックが開催中だということと、ゲームをやる機会も増えてきたので買い換えることにしました。

約13年間使い続けてきた37型のプラズマテレビ

ソニーのプレミアム4K液晶テレビ「XRJ-50X90J」を購入

ソニー「BRAVIA XRJ-50X90J」

 購入したのは、今年4月に発売されたばかりのソニーの最新機種「BRAVIA XRJ-50X90J」です。BRAVIA XRシリーズの中でも手に入れやすいモデルで、画面サイズは50型。ビックカメラでキャンペーンや設置料金、リサイクル料金などもろもろ込みで購入したところトータルで18万4620円となり、某比較サイトを見てほぼ最安値にしてもらいました。

 簡単にスペックについて説明すると、画素数は3840×2160ドットの4K対応、直下型LED部分駆動を搭載、倍速駆動パネル(120Hz)を採用しているほか、認知特性プロセッサー「XR」によって、人の脳のように映像信号を横断的に分析してより自然な美しさで映像を描き出せるというのが特徴です。本体サイズは、幅111.9×奥行き29.6×高さ71.3cm(スタンド込み)。

 X90Jシリーズは、50型のほか55型、65型、75型が用意されています。

テレビ本体の奥行きは7cmと薄型だが、スタンドを含むとおよそ30cmある。設置する際はスペースに注意しよう

 ちなみに、ビックカメラの設置サービスは、わずか1100円の設置料金で箱などの不要なものもすべて持っていってもらえるので、購入してすぐに使い始めたいという人にオススメ。大型商品を買うと大量のゴミが出るというのはよくあることですが、今回のように有料の設置サービスを利用すれば一発解決です。

大きな電源アダプターはなく、ケーブル1本とすっきりしている

4K解像度、50型の圧倒的な画質に驚愕

ベゼルが細く、迫力がある

 13年も前のテレビとの比較なので当たり前ですが、4K画質の美しさに改めて驚かされました。店頭で見るのと実際に自宅に設置して見るのとでは印象が大きく違って見え、画質がいいだけでなく、全体的なサイズ感もより大きく、迫力があるように見えます。

 なお、本記事を書くにあたり以前まで使っていたテレビの仕様を調べてみたところ、解像度は1024×720でフルHDにも満たない規格でした(笑)。そう言えばPlayStation 5で最新ゲームをやっていると、ときどき文字が認識できないことがあったのですが、解像度が原因だったようです……。

「自動音場補正」機能。初期設定時、普段テレビを見る場所に座ってリモコンを持ち、測定すると音場の補正が完了する

 XRJ-50X90Jの画質に関しては、有機ELのようなメリハリのある発色ではなく、淡い色合いでどちらかというと個人的にはこちらのほうが好み。ネットなどで見かける一部のレビューでは、正面からずれて横から見ると白っぽく見えるとのことでしたが、思ったほど気にならず許容の範囲内で特に問題はないかと思います。また、ベゼルが細いため少し遠目から見ると本体正面はほぼ画面いっぱいとなり存在感があります。どの程度、没入感があるのかサウンドバーも揃えて映画鑑賞してみたいですね。

Google TV搭載で操作感は◎

Netflix、YouTube、huluなど、さまざまな動画配信サービスに対応

 Google TVが標準搭載されているため、ChromecastやAmazon Fire TVなどを別途買う必要がなくなったのはうれしいポイント。以前はYouTubeを見るためにChromecastをテレビ裏側のHDMIポートに接続して使っていたのですが、YouTubeの読み込みに時間がかかるなど、どうも反応が悪くストレスを感じる場面が多くあったのでどうしようか悩んでいるところでした。

 XRJ-50X90Jを購入してからは、初期設定後に各サービスで初回ログインするだけで、あとはボタンひとつでいつでも動画サービスを呼び出せるようになりました。何より操作性が向上していてほぼストレスなく視聴できるのは素晴らしいですね。またネットの読み込みも早く、以前のように待つことなくチャンネル視聴ができて普通にテレビを見る感覚でYouTubeも見られます。

リモコン上部に各サービスのボタンが配置されているため、ワンタッチで視聴できる

 さらに、PlayStation 5やNintendo Switchといったゲーム機の電源を入れると自動で入力切替が作動してチャンネルが変わるという仕様には驚きました。今まではリモコンで数回ボタンを押して入力切替をしていたので、リモコンを触ることなくゲームをはじめられるようになったのはうれしいですね。ちなみに、テレビの電源が切れている状態でゲーム機の電源をオンにすると、連動してテレビの電源も自動で点くうえにチャンネルも切り替わるという神仕様も。今となってはどれも当たり前の機能かもしれませんが、筆者には新鮮で感動するレベルです。

ゲーム機を接続すると正しく認識しているのがわかる

PlayStation 5を接続して4K 120fpsのゲームもできる

テレビ背面のHDMIポート。ポートは1〜4まであるが、PlayStation 5の性能を引き出すには3または4に接続する必要があるので注意しよう

iPhone/iPad/Macとの連携もバッチリ

Apple AirPlayに対応している

 アップル「AirPlay」にも対応しているとのことだったので、実際に試してみました。初期設定を済ませたら、あとは各デバイスから対応するコンテンツを表示した画面上でAirPlayをタップするだけ。例えば、iPhoneで撮影した動画やMacのブラウザー画面などをXRJ-50X90Jに飛ばして再生したり、マウス操作したりできます。マウス操作はややラグがありますが、思い出の動画や写真を大画面で見るのには最適ですね。

Macの画面をAirPlayで表示している様子。ミラーリングで同じ画面を表示することもできる

 購入してまだ1週間ほどしか経っていないとはいえ、もう買って良かったと思えるほど満足しています。特に動画配信サービスが標準で対応している点が筆者にとっては大きく、大画面かつ高画質で楽しめるのはうれしいです。東京2020オリンピックを観戦し、その後はゲームに明け暮れる毎日になりつつありますが、XRJ-50X90Jは今年のベストバイのひとつになりそうです。

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