49万円台の価格にふさわしいパワーを発揮
第11世代Core i9+RTX 3080 Laptop GPU搭載、4K採用の17.3型ハイパワーノート「DAIV 7N」が物凄いワケ
マウスコンピューターから展開されているクリエイター向けブランド「DAIV」シリーズの大人気機種、17.3型ディスプレー搭載のノートPC「DAIV 7N」がリニューアル。代々その時勢に合わせて最新のCPUとGPUを採用しモデルチェンジを繰り返していて、何よりデスクトップ用のCPUを搭載しているのが特徴だ。
搭載CPUは、Intel製の第11世代Coreプロセッサー「Core i9-11900K」。型番からもわかるようにノート用のモバイルプロセッサーではなく、れっきとしたデスクトップ用で、しかも性能を重視した第11世代の最上位CPUだ。標準モデルで最上位CPUを採用したのは驚きというよりも感心するものがある。いっそ名称を「DAIV 9N」にしてしまってもいいのではないだろうか。
GPUは、NVIDIA製の「GeForce RTX 3080 Laptop GPU」(GDDR6、16GB)を搭載し、こちらはデスクトップ用ではなくノートPC用にチューニングされたモデル。RTX 30シリーズのノート用GPUには8GBモデルと16GBモデルがあり、本機は16GBを搭載する最上位モデルとなっている。CPUとGPUともにノートPCとして可能な限りの最高スペックを盛り込んだ構成で、DAIVシリーズのこだわりを感じるモデルといえる。
また、4K(3840x2160ドット)表示に対応した高色域ディスプレーでAdobe RGB比約100%に対応。色の再現性も高く、クリエイティブ作業においての強い味方になっている。表面はノングレアに処理されているので、屋外で反射が気になるようなシーンでも使いやすい。
標準モデルはメモリーが32GB(16GB×2枚のデュアルチャネル構成)、ストレージはPCIe Gen4.0接続の1TB SSDが採用されていて、価格は49万4780円となっている。このクラスになるとパソコンというよりはワークステーションといったほうが相応しく、コストパフォーマンスは二の次になるものの、構成パーツを考えると決して高くはないだろう。そのうえ、17.3型の高色域ディスプレーは作業をするには十分な広さがあり、CPUとGPUともに最上位クラスのパーツで構成されているため、場所を問わずにどこでも本格的なクリエイティブ作業ができるわけだ。
先代の標準モデルのCPUは、Core i7-10700を採用していて、カスタマイズでCore i9-10900Kへの変更が可能だった。一方、リニューアルした本機はCPUのカスタマイズができず、最初から最上位CPUであるCore i9-11900K一択になっている。GPUもGeForce RTX 3080から変更はできないが、メモリーやストレージの変更および増設は可能だ。メモリーは最大128GBまで搭載でき、起動ドライブは2TB SSDへ変更できる。また、追加ストレージに最大6TBのSSDを搭載することも可能だ。
試用機の主なスペック | |
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ディスプレー | 17.3型、4K UHD (3840×2160ドット) |
CPU | Intel「Core i9-11900K」 (8コア/16スレッド、3.50~5.30GHz) |
グラフィックス | NVIDIA「GeForce RTX 3080 Laptop GPU」 (GDDR6 16GB) |
メモリー | 32GB(DDR4-3200、16GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2接続/NVMe対応) |
インターフェース | USB 3.1 Type-A×3、USB 3.1 Type-C、HDMI、Mini DisplayPort×2、Thunderbolt 4×2、有線LAN端子(2.5GBASE-T)、マイク入力・S/PDIF出力兼用、ヘッドフォン出力・マイク入力兼用、SDカードリーダー |
通信規格 | Wi-Fi 6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5 |
内蔵カメラ | 100万画素ウェブカメラ |
バッテリー駆動時間 | 約2.0時間 |
本体サイズ/重量 | 約幅399×奥行320×高さ43.9mm/約4.65kg |
OS | Microsoft「Windows 10 Home」(64bit) |
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