ソニー初のミッドレンジ5G「Xperia 10 III」 を使ってわかった長所と短所
2021年07月10日 12時00分更新
今回紹介するスマホは、ソニー製の「Xperia 10 III」。ミッドレンジのXperiaでは初の5G対応モデルで、ドコモ、au、ワイモバイルが取り扱っています。価格はドコモ版が5万1480円、au版が5万3985円、ワイモバイル版が5万4000円。いまや2~3万円台で買える5Gスマホもあるので、安いとも高いとも言えない絶妙な価格設定です。本当に5万円を支払う価値はあるのか? ドコモから借りた端末を1週間使ってみました。
片手で操作したい人に最適なサイズ感
ボディーの質感も◎
Xperia 10 IIIは約6.0型の有機ELディスプレーを搭載。前モデルの「Xperia 10 II」と同じく縦横比が21:9で、解像度は2520×1080ドット。ボディー幅が68mmに抑えられており、片手で操作しやすいことが利点。
片手で持った場合、画面の下半分には余裕で指先が届き、持つ位置を変えることで上の方にも届きます。Androidの5Gスマホは、画面が大型化する傾向にあるので、コンパクトさを重視する人には魅力でしょう。
本体の厚みは約8.3mmで、約169gと軽めです。フラットな板状で、背面パネルはガラス仕上げでツルツル。エッジ部に面取り処理が施されており、Xperiaの従来モデルと同様に細部まで丁寧に作られている印象。サイドフレームはマットな質感で、丸みを帯びています。
右側面に音量キーと電源キーを配し、電源キーは指紋センサーを兼ねます。さらに、その下にGoogleアシスタントを起動するキーを搭載しています。なお、このキーはGoogleアシスタント専用で、ほかのアプリの起動を割り当てることができないようです。よって、Googleアシスタントをそんなに使わない人には必要ないでしょう。そのためか、音量キーが微かに凸になってるの対し、アシスタントキーは微かに凹んでいて、誤作動しないように配慮されています。
左側面にSIMスロットを搭載し、nanoSIMとmicroSD(最大1TB)を装着可能。上部にはイヤホンジャック、下部にUSB Type-Cポートを備えています。音楽を再生してみたところ、スピーカーは下部のみ。Xperiaなので高音質を期待する人がいるかもしれませんが、いかにもスマホのモノラルスピーカーといった、それなりの音質です。高音質で聴きたい人はヘッドフォンを使うべきでしょう。
パフォーマンスは及第点
電池持ちは期待を大きく上回った!
SoCはクアルコム社のSnapdragon 690 5G。ミッドレンジ向けの5Gのチップセットを採用しています。ヌルサクのハイエンドモデルの操作感に慣れている人には物足りなく感じるかもしれませんが、基本アプリの操作はストレスなくできる印象。画面を分割して2つのアプリを起動する「マルチウィンドウ」も使ってみましたが、快適に操作できました。
前モデルはメモリーが4GBで、ストレージが64GBでしたが、Xperia 10 IIIはメモリーが6GB、ストレージが128GBにグレードアップしています。ゲームや映像配信サービスを存分に楽しみたい人にも不安はないでしょう。
前モデルからの大きな進化点といえるのがバッテリー。Xperia 10 IIのバッテリー容量は3600mAhでしたが、Xperia 10 IIIは4500mAhに増量。筆者は、このレビューを書くための動作確認で、ややヘビーに使っていましたが、電池は余裕で2~3日持つ印象。フルに充電してから「Netflix」の2時間の映画を再生しても、なんと91%も残っていました。筆者は、同じ方法で電池持ちをテストすることが多いのですが、今年テストしたスマホの中では一番の電池持ちでした。
Xperiaの従来モデルと同様に、省電力で電池を長持ちさせる「STAMINA」モードもあり、過充電を防いで、バッテリーの寿命を長くする「いたわり充電」にも対応しています。スマホを長く使い続けたい人にも適しているでしょう。
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