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コロナ禍に際して企業のDX検討は進んだのか? INDUSTRIAL-X「DX実現に向けた課題とコロナ禍における意向調査」

2021年07月07日 11時30分更新

 INDUSTRIAL-Xは7月6日、「DX実現に向けた課題とコロナ禍における意向調査」の結果を発表した。

 終息時期の予測がつかないコロナ禍のなかで企業はDXを推進しているが、昨年と今年の調査結果を比べることで企業が進めるDX推進状況の変化が明らかになったという。

 DXに期待する効果としては、「コスト削減」「品質・操業改善」が昨年同様に上位となっているが、「顧客獲得」「新規事業創出」は顕著に増加しており、長引くコロナ禍に適応して今後の事業成長への意識が高まっていることがうかがえる。また、「テレワーク対応」「混雑回避」は大幅に減少していることから、対応が完了していると推測される。

 DXを推進する上での課題に関しては、「進め方やアプローチがわからない」「効果や目的がわからない」といった回答が上位となった。昨年では「目指したい姿がわからない」が最多であり、DX推進の取り組みが具体的なアプローチ方法について課題となっていることがわかるという。

 今後の検討事項としては、「リモートでDXを推進できる仕組み」「DX推進人材の確保・育成」など、終息時期の予想がつかないコロナ禍において継続してリモートやオンラインで対応可能な仕組みが求められているとしている。

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