2021年6月30日、スペイン・バルセロナで開催された「MWC Barcelona 2021」で主催団体のGSMAは通信業界のアカデミー賞とも呼べるグローバル・モバイル・アワード（GLOMO Awards）の授賞式を行い、通信キャリアや通信サービスなど様々な分野の表彰が行なわれた。スマートフォン分野となる「ベスト・コネクテッド・コンシューマー・デバイス」ではサムスン電子の「Samsung Galaxy S21 Ultra 5G」が2020年最高のスマートフォンという大賞を受賞した。
ベスト・コネクテッド・コンシューマー・デバイスのノミネート5機種
ベスト・コネクテッド・コンシューマー・デバイスには以下の5機種がノミネートされた。
- アップル：iPhone 12 Pro Max
- ワンプラス：OnePlus 9 Pro
- サムスン：Galaxy 20 FE 5G
- サムスン：Galaxy S21 Ultra 5G
- シャオミ：Mi 11 Ultra
サムスンは唯一、ノミネート5機種の中に2機種がエントリーされた。Galaxy S21 Ultra 5Gが他のスマートフォンを抑えて受賞した理由は「多くの機能と美しいAMOLEDディスプレーを搭載し、スマートフォンの中でも最高クラスのカメラを搭載したサムスンの最高の製品」とのこと。1億800万画素カメラや最大120Hz自動可変のディスプレー、そして生産性を高めるSペンに対応するなどパワーユーザーの要求をすべて満たした製品として最高のスマートフォンに選ばれた。
ベスト・コネクテッド・コンシューマー・デバイスに選ばれたGalaxy S21 Ultra 5G
またGalaxy S20 FE 5GはAIカメラや美しいInfinity-Oディスプレーを搭載するなど、ハイエンドモデルレベルの性能を搭載した製品としてノミネートの最後まで残る健闘を見せた。
今回の受賞についてサムスンのモバイルコミュニケーションビジネス部門のマーケティングトップ兼シニアバイスプレジデント、ステファン・チョイ氏は「今年のグローバル・モバイル・アワードで競争の激しいコネクテッド・コンシューマー・デバイス部門で我々の製品が認めらたことを光栄に思う。ユーザーニーズがダイナミックに多様化する中、我々は世界中のユーザーに愛されるスマートフォン開発のリーダーとなることにこれからも取り組んでいく。サムスンはイノベーションを推進するという誇り高く長い歴史を持っており、現在そして将来のユーザーニーズを満たすデバイスをこれからも提供し続けていくことを目指している」と受賞の感想を語った。
サムスンのモバイルコミュニケーションビジネス部門、ステファン・チョイ氏
また「ベスト・コネクテッド・コンシューマー・デバイス」にもサムスンの製品がノミネートされた。ノミネート5機種は以下の通り。なおこの部門の受賞製品はVodafone Smart Techの「Curve,smart GPS Tracker」だった。
- ファーウェイ：VR Glass
- サムスン：Galaxy Buds Pro
- Nreal：Nreal Light
- Vodafone Smart Tech：Curve,smart GPS Tracker
- ZTE：Cloud＋AI Based home camera
ベスト・コネクテッド・コンシューマー・デバイスにノミネートされたサムスンの「Galaxy Buds Pro」
サムスンはこの他にもサムスンネットワークスの「Fully Virtualized 5G Ran Solution」がベスト・モバイル・ネットワーク・インフラストラクチャーにノミネートされるなど、グローバル・モバイル・アワードの中で存在感を示していた。なおグローバル・モバイル・アワード22部門すべての結果は以下から見ることができる。
サムスンネットワークスはベスト・モバイル・ネットワーク・インフラストラクチャーにノミネートされた
昨年はバルセロナ開催のMWCがスキップされたが、来年は2022年2月28日から3月3日まで「MWC Barcelona 2022」として開催される。グローバル・モバイル・アワードは来年も表彰式が行われる予定だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります