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Xperiaなのに約2万円! 「Xperia Ace II SO-41B」はどんな人向けスマホ?

2021年07月05日 12時00分更新

パフォーマンスはスナドラ600番台の下位クラス

 この機種の購入を考えている人が最も気になるのは、動作性でしょう。これまで日本市場向けに発売されたXperiaシリーズはクアルコムのSnapdragonを採用していたと記憶していますが、Xperia Ace IIはMediaTekの「Helio P35」というプロセッサーを採用しています。12nmプロセスで2.3GHz×4コア+1.8GHz×4コアと、スペックはさほど低くはないように思えますが、廉価モデル向けという印象は否めません。

 実際に使ってみたところ、普段ハイエンドモデルを使っている筆者には、反応がもっさりしているように感じました。アプリによっては起動が待たされる感じがあったり、タッチ反応が微かに遅い印象。「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定したところ、やはりそれを裏付ける低いスコアでした。

「Geekbench 5」でベンチマークを測定した結果。Snapdragon 4シリーズ(400番台)から6シリーズ(600番台)の下位に相当するスコアだった

 ただし、基本アプリの操作感でストレスを感じることはなく、このモデルのターゲットであるスマホ初心者やライトユーザー層が不満を感じることはないでしょう。

電池持ちはすこぶる良好

 シビアな評価をしたパフォーマンスとは逆に、高く評価したいのが電池持ち。コンパクトな端末ながら、4500mAhの大容量バッテリーを搭載し、カタログ値で約1670分もの連続通話時間を実現しています。

 筆者はややヘビーに使いましたが、バッテリーは余裕で2日は持つ印象。フルに充電してから「Amazonプライムビデオ」の2時間の映画を再生したところ、電池残量は89%になっていました。外出時も電池残量を気にせずに、動画を観たり、ゲームをしたりできそうです。

2時間の映画を観ても21%しか減らなかった

Xperia独自の省電力機能「STAMINAモード」を搭載。自分の使い方に合わせたカスタマイズも可能

過充電を防止して、電池を長持ちさせる「いたわり充電」にも対応

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