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Xperiaなのに約2万円! 「Xperia Ace II SO-41B」はどんな人向けスマホ?

2021年07月05日 12時00分更新

カメラのスペックは低いが、そこそこキレイに撮れる

 アウトカメラはメイン(約1300万画素/F2.0)+深度測位(約200万画素/F2.4)のデュアルカメラ。今時のスマホとしては必要最低限の仕様と言っていいでしょう。Xperiaと聞くと、カメラ性能が優れているイメージですが、Xperia Ace IIのカメラには過度な期待は禁物です。

デュアルカメラだが、広角+深度測位という最低限の構成

 ですが、実際に撮ってみると、屋外・屋内を問わず、スマホの画面で楽しむには十分な画質が得られました。背景をぼかす撮影も楽しめます。ただし、夜景撮影では、画質がかなり粗くなりました。

空と樹木を撮影した作例。明るくナチュラルな色で写る

屋内で料理を撮った作例。「プレミアムおまかせオート」で、料理が美味しく見えるように自動で設定される

花を撮った作例。オートで撮っても背景は微かにぼける

背景ボケは任意の設定が可能。ここまでぼかして被写体を際立たせることも可能

夜景を撮ると、画質がかなり粗くなってしまった

 なお、インカメラは約800万画素でF値は2.0。背景ぼかしや手動でのビューティー補正機能も備えています。ビデオはアウトカメラ、インカメラともにフルHD(1920×1080ドット)で撮影可能。さほど多くのシーンでは試していませんが、廉価モデルのわりには、画質は良いように思えました。

【まとめ】使いやすさを重視するシニア層には最適

 Xperia Ace IIは、片手で操作しやすいコンパクトなエントリーモデルといった印象。外装はXperiaらしい洗練されたデザインですが、実際に使ってみると“お値段なり”といった印象。現在、Xperia Aceを使っている人の買い替えには不向きで、よりXperiaらしさを求めるなら、Xperia 10 IIIなどを選んだほうがいいでしょう。

 ただし、おサイフケータイや防水・防塵に対応し、大容量バッテリーを備えるなど、普段使いに十分な性能を備えているのは事実。価格を重視するライトユーザーは検討の価値はあるでしょう。また、ホーム画面をわかりやすい「かんたんホーム」にでき、「かんたん使いこなしガイド」という冊子ももらえるので、高齢の親に持たせるスマホとしてもよさそうです。

FeliCaを搭載し、おサイフケータイを利用可能

ホーム画面は、ドコモの「docomo LIVE IX」、ソニーの「Xperiaホーム」または「かんたんホーム」から選択可能。「かんたんホーム」に設定すると、アイコンや文字が大きく表示される

「かんたん使いこなしガイド」の配布は在庫がなくなり次第、終了するようなので、絶対欲しい人は購入前に確認を

「Xperia Ace II SO-41B」の主なスペック
メーカー ソニー
ディスプレー 5.5型液晶(18.7:9
画面解像度 HD+
サイズ 約69×140×8.9mm
重量 約159g
CPU Helio P35
メモリー 4GB
ストレージ 64GB
カメラ画素数 アウト:約1300万画素(F値1.8) +深度測位カメラ
/イン:約800万画素
バッテリー容量 4500mAh
防水/防塵 ○/○
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
カラバリ ブラック、ホワイト、ブルー

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