Symmetry Dimensions Inc.は6月30日、さまざまなデータを連携してデジタルツインの構築・利⽤を可能にするノードベースのデジタルツイン・プラットフォーム「SYMMETRY Digital Twin Cloud」（シンメトリー・デジタルツイン・クラウド）を提供開始した。
SYMMETRY Digital Twin Cloudは、既存の各種データとAPIで取得可能なデータを3Dのデジタル地球上にマッピングして、ユーザー独⾃のデジタルツインを構築できる。
データの変換・接続では、3DCAD／点群データ／GISデータ／IoTセンサーおよびデバイスデータ／⼈⼯衛星データ等の各種データフォーマットに対応。国⼟交通省が公開した3D都市モデルのオープンデータ「Project PLATEAU」や、インターネット上で提供されている気象情報、交通情報、データベースなどへのコネクターが⽤意されており、各種データへ直接接続できる。
国土交通省が公開する3D都市モデルのオープンデータ「Project PLATEAU」
気象情報（風量）
また、取得したデータをもとに、さまざまな企業が提供する分析・シミュレーションエンジンを利⽤可能。3次元熱流体解析、空間解析、画像解析などの用途に対応しているという。
PLATEAU×3次元流体解析
さらに、XRに対応した可視化・共有 マルチデバイス（PC／スマホ／XR）でデジタルツインの可視化・共有が可能。デジタルツイン上で設定した情報を 現実世界に重ね合わせて投影し、ARダッシュボードを作成して オフィスや⾃宅間で3次元データを互いに共有し、検討・考察できる。
ARダッシュボード
また、SYMMETRY Digital Twin Cloud をベースに独自のアプリケーション開発やソリューション提供することができる。
このほか、デジタルツインで今後の活⽤が加速する時系列ビッグデータを⾼速で検索・参照処理し、現在状況の確認や未来予測など、ユーザー独⾃の分析、可視化が可能。
SYMMETRY Digital Twin Cloudの全体イメージ
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