テックワンは、One-Netbook Technology社が開発したWindows 10搭載の8.4インチディスプレーポータブルゲーミングUMPC「ONEXPLAYER」を8月下旬より日本国内にて販売する。それに伴い都内某所にて発表会を行なった。先行予約は6月29日で発売は8月の下旬としている。
本機はディスプレーの左右にアナログスティックや十字キー、XYBAの4つのボタンを備えたポータブルゲーム機のような製品。サイズ的にはNintendo Switchというよりかは、Wii UのGamePadに近い。最上位モデルは内蔵GPUにインテル Iris Xeグラフィックスを備えたインテル第11世代のCPU「Core i7-1185G7」(4コア/8スレッド、3.0~4.8GHz)を採用。2本の銅管パイプと2つの冷却ファンを備え、背面の吸気口とテールの排出口からの空冷でGPUを常に70℃以下に保ち、パフォーマンスの低下を防いでいるという。メモリーは16GB、ストレージは最大2TBを搭載できる。
CPUとストレージの違いにより、5つのモデルが用意されており、最下位の「ONEXS-B10」は、CPUがCore i5-1135G7(4コア/8スレッド、2.4~4.2GHz)、16GBメモリー、512GB SSDで先行予約価格が13万1670円、通常価格が14万6300円。次の「ONEXS-B5」がストレージの容量が1TBになり、先行予約価格が13万6620円、通常価格が15万1800円。
CPUがCore i7-1165G7(4コア/8スレッド、2.8~4.7GHz)になり、ストレージが1TBの「ONEXP-B10」が先行予約価格14万9490円、通常価格が16万6100円。CPUがCore i7-1185G7で、ストレージが1TB SSDの「ONEXU-B20」が先行予約価格17万8200円、通常価格が19万9800円、最上位の「ONEXU-B10」はCPUが同じくCore i7-1185G7で、ストレージが2TB SSDになり先行予約価格21万5820円、通常価格が23万9800円となる。
ディスプレーは解像度が2560×1600ドットのWQXGAで、IPSパネルを採用。10点マルチタッチ、100%sRGBに対応する。通信機能はWi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応。背面にある起動ボタンは指紋認証を備える。また、別売りで4096段階の筆圧検知対応のタッチペンと、QWERTY英語配列マグネットキーボードを販売する。マグネットキーボードの価格は9680円。
本体上部にあるUSB 4.0は、40Gbpsの伝達速度に対応し、大型の4Kディスプレーへの出力に加え、外付けGPDボックスに接続して、GPU性能をデスクトップのゲーミングPCと相当にできるとしている。
発表会では、スペシャルゲストとしてタレントでストリーマーの池田ショコラさんが登壇。「ONEXPLAYER」を使って『Apex Legends』をプレイするデモンストレーションを行なった。
解像度や画質設定は不明だが、画面がカク付くことなく快適にプレイできている。小型筐体のため長時間プレイでの熱ダレなども気になるが、Iris Xeグラフィックスの高性能なGPU性能で、設定次第ではFPSや2D格闘ゲーム、RPGなども遊べる期待感がある。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります