週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

企業担当者、研究者、人気番組『ザ! 鉄腕!DASH!!』プロデューサーが農業の未来を語る

【6月30日開催】京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.1『スマート農業とプラットフォーム学』

2021年06月23日 16時00分更新

 情報学と複数領域を連携させ、新しい価値創造を目指すプラットフォーム学。このプラットフォーム学を扱う世界初の大学院である京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」は、2021年6月30日(水)から「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、オンラインセミナーをプログラムの一環として毎月展開していく。

 プラットフォーム学については、本プログラムのプログラムコーディネーターである京都大学大学院情報学研究科・原田博司教授のインタビューを参照されたい。

参照記事:謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」

 第1回となるセミナーでは「スマート農業」をテーマとし、SDGs、持続可能な農業へ向けて、実地でスマート農業を展開している企業担当者、京都大学の研究者、そして農業をコンテンツ化した人気番組『ザ! 鉄腕!DASH!!』プロデューサーが登壇する。

 SDGsにおいて目標2「飢餓をゼロに」とあるように、持続可能性に配慮しながら食料生産量の増加を達成することが日本だけでなく世界中で求められている。そのためには、効率をより向上させるための省人化・低コスト化、水・農業・肥料の投入の最適化、収量の多い品種開発、さらに大前提としての安全・安心の確保が必要となる。

 これらをICTの力で推し進めるのが「スマート農業」だ。ロボットによる人手によらない正確かつ安定した作業や、ドローンによって圃場の状況把握しつつこれをAIで解析するにより農薬散布や施肥の最適化を実現するなど、さまざまな分野にICTがすでに貢献している。本セミナーではこれら実情を関連企業や大学研究の目線から見ていきながら、これから一層スマート農業を推し進めるために何が必要かを考えるセミナー内容となっている。

 アグリテックとも称され、今後のICT利活用が強く注目されている農業領域。国内でも先進的な取り組みを実施している企業や研究者と、『ザ! 鉄腕!DASH!!』というコンテンツで農業への関心を大きく生み出す番組担当者が集結し、その未来を考える本セミナーへ是非注目されたい。オンラインセミナーへの参加は事前応募制/無料。

京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.1】イベント詳細

 ・イベント名:『スマート農業とプラットフォーム学』~ICTの利活用で、農業をより持続可能にするには?~
 ・開催:2021年6月30日(水)16:45 〜 18:15
 ・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
 ・協力:株式会社角川アスキー総合研究所
 ・事前応募制/オンラインセミナー
 ・お申し込みはこちらから(ご応募は2021年6月29日(火)17時まで)

セミナー登壇者のご紹介

株式会社オプティム
取締役 ビジネス統括本部 本部長 休坂健志氏

 2009年に株式会社オプティムに入社。2015年にはIR室長として東証一部上場を経験。また、2015年より同社農業事業の立ち上げを開始。2020年に同社取締役就任。農林水産省 「農業分野におけるAIの利用に関する契約ガイドライン検討会」委員(2019年)、「農業DX構想検討会」委員(2021年)。

日本テレビ放送網株式会社
情報・制作局 担当部次長 チーフプロデューサー 島田総一郎氏

 1999年に日本テレビ放送網へ入社。番組制作現場に配属され23年目。2008年からザ!鉄腕!DASH!!のプロデューサーとして、福島の「DASH村」や「DASH海岸」に携わる。東日本大震災後には新シリーズ「DASH島」「0円食堂」「グリル厄介」など立ち上げた。現在は情報・制作局のチーフプロデューサーとして同番組のほか「I LOVEみんなのどうぶつ園」「幸せ!ボンビーガール」「マツコ会議」なども統轄。

ヤンマーアグリ株式会社
開発統括部 技監 先行開発部長 日高茂實氏

 京都大学農学部農業工学科卒業後、1986年ヤンマー入社。コンバイン開発16年、トラクタ開発12年、トラクタ開発部長、システム連携開発部長を経て先行開発部技監・部長として現在に至る。現在はロボットトラクタをはじめとするスマート農機開発は元より、農業のバリューチェーンを通したデータ駆動型スマート農業、CN対応などを手掛ける。

京都大学
大学院農学研究科 地域環境科学専攻 飯田訓久教授

 1989年3月京都大学農学部卒業、1997年3月同大学農学研究科博士学位取得。1998年2月同大学農学研究科助教授、2007年4月大学農学研究科准教授、2012年4月から同大学農学研究科教授。農業機械や建設機械の自動化・ロボット化・情報化、精密農業のための可変量制御や空間変動のマッピングに関する研究に従事。

京都大学
プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター 原田博司教授

 京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう