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2020年特需の反動か、PC出荷台数が2ヵ月連続で前年割れ──JEITA発表から

2021年06月22日 14時05分更新

ノートの販売台数が特に低下、平均単価増からGIGAスクールの影響が垣間見える

 一方、デスクトップパソコンは前年同月比10.8%減の8万3000台、4.5%減の90億円。そのうち、オールインパソコンは0.7%減の2万7000台、1.8%増の41億円。デスクトップ単体は15.1%減の5万5000台、9.2%減の49億円となった。

 平均単価の水準も戻りつつある。

 1台あたり4万5000円の補助金が用意されたGIGAスクールの導入が促進された2021年1月は、導入対象となる仕様のパソコンが含まれるモバイルノートの平均単価は3万9452円にまで下がっていたが、2021年4月は8万6000円、5月は8万9583円となり、ここでも、低価格パソコンの出荷台数の増加を牽引してきたGIGAスクール構想の影響がなくなってきたが示されている。

 注目されるのが、6月以降の動向だ。

 2021年1~3月までが、3カ月合計でも前年比83.3%増という高い成長を遂げてきたが、2021年4月、5月の合計が11.3%減と2桁のマイナスで推移。さらに、6月は、大きな落ち込みになると見られている。今後の動向が注目される。

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