ゾーホージャパンは6月9日、オンラインチャットによる営業展開の支援およびサイト訪問者の行動把握ができるウェブ接客・来訪者分析ツールの最新版「Zoho SalesIQ 2.0」を提供開始した。
最新版では、オンラインチャットの機能を強化し、チャット画面を開くと過去にやりとりした一連のスレッドが表示された状態で、顧客との会話が再開できるようになった。前回の問い合わせから時間が経過していても、過去の経緯を画面上で把握しながら顧客との会話を継続でき、1件あたりの対応時間の短縮と、顧客満足度の向上につなげられるとする。
また、顧客の質問に自動で回答するチャットボットを、プログラミング不要のノーコード開発で作成できる環境を搭載する。機能ごとにあらかじめ用意されたコンポーネントをドラッグ&ドロップの簡単な操作で組み合わせることで、サイトの特性にカスタマイズされたチャットボットを作成可能。顧客向けデモなどのスケジューリングやCRMへの見込み客情報の追加など、顧客とのコミュニケーションおよび営業活動との連携を自動化できる。
管理面では、ブランドサイトや製品サイトなどの複数の顧客接点が単一の画面で一元管理することが可能になった。複雑化する顧客情報の収集・分析、問い合わせ対応などの業務を一つのダッシュボードに集約して可視化することで、チーム内での情報共有やプロセス管理を効率化する。さらに顧客管理・営業支援システムの「Zoho CRM」と連携し、Zoho SalesIQで得られた顧客情報をより具体的な営業活動やマーケティング活動に活用できる。
営業、マーケティング、サポート業務関連の8つのアプリケーションをまとめた「Zoho CRM Plus」、および45種類以上の業務アプリケーションを一括して利用できる「Zoho One」でも利用可能。
Zoho SalesIQはクラウドサービスとして提供し、利用できる機能により、無料プラン、ベーシックプラン(月額相当額840円/オペレーター、年間払いの場合)、プロフェッショナルプラン(同1530円)、エンタープライズプラン(同2400円)の4つのプランが用意されている。
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