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「キリン氷結」が5年ぶりに変わった 久しぶりな人も試す価値あり

2021年06月08日 20時30分更新

 キリンビールは、「キリン 氷結」「キリン 氷結ストロング」シリーズの中味・パッケージともに3月製造品から順次リニューアル。キリン 氷結が大きく刷新されたのは5年ぶりです。

新キリン氷結レモン。レモンだけではなく氷結ブランドのサワーはすべて味が刷新しています

 2001年の誕生の「氷結」シリーズは発売20周年。このタイミングに氷結ブランドが持つ独自の「みずみずしい果実のスッキリ爽快なおいしさ」を強化したとのことですが、いったい味はどのように変化したでしょうか。

すでに市場は新氷結に切り替わっていますが、あらためて新旧で飲み比べてみました。

 実際に新旧の氷結レモンを飲み比べたところ、旧氷結のほうがレモンの柑橘の風味と同時に甘味があって、口に入ってきた瞬間に「これぞレモンチューハイ!」というクッキリした味。一方の新氷結レモンは、比較すると甘味が抑えられています。

 なるほど、新氷結はナチュラルなテイストを重視していて、旧氷結がいかにも“缶チューハイ”だとしたら、新氷結はお店で作った“レモンサワー”に近づけてきている、そんな印象です。さらに新しいほうの氷結はウォッカのお酒のえぐみが抑えられていて抵抗なく飲み進められます。

 私にとって10年以上飲み続けている、大好きなキリン 氷結。旧氷結は慣れ親しんだ味で、他のブランドと比べてもみずみずしい感じが好きでした。それでも、新旧飲み比べると、新しい氷結のほうがクドさが減ってよりさっぱりに。これはなかな躍進的なブラッシュアップ。

 最近は、レモン缶チューハイも多様化してきて、以前はキリン 氷結を飲んでたけど、しばらくご無沙汰という人もいるのでは。そんな人も久ぶりに手に取って氷結を飲んでみるとこれまでとはまた違う魅力に気が付くのでは。

カロリーはどちらもおなじで100mlあたり45kcal

 なおキリン 氷結の名前の由来は、「氷点凍結果汁」を使用する製法にあります。搾った果実を-18℃の氷点下で即座に凍結することで雑味のない果汁本来のおいしさを閉じ込めます。また、氷結の特徴としては使用するスピリッツにクセや雑味を取り除いた混じりけのない澄んだ味わいのクリアウォッカを採用しています。今回のリニューアルにあたって、氷点凍結果汁やクリアウォッカのバランスを見直すなどをしているようです。

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ナベコ

酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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