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くすりの福太郎に小売流通向けスマホ行動・購買データマーケティングプラットフォーム「ミセシル」を導入

2021年06月03日 18時00分更新

 ipocaは6月3日、小売流通向けスマホ行動・購買データマーケティングプラットフォーム「ミセシル」がくすりの福太郎に導入されることを発表した。

 ミセシルは、小売流通企業に向け、従来自社データのみで分析できない「自店/競合店利用客の併用状況」や「競合店で何が購入されているか」等の分析データを提供し、売り場改善や販促施策に活かせる、小売流通向けスマホ行動・購買データマーケティングプラットフォーム。

 ドラッグストア事業全体の競争が激化する中で、競合にはスーパーマーケットも加わり、くすりの福太郎では大幅な売上減少が見られる、他店に競り負けている店舗があった。しかし、現状では競合店舗について、視察による直感的な情報しか得られていない。また、各店舗を改装をおよそ7年に1度のペースでしており、今後も増加する予定となっているが、現行の改装による具体的な効果も検証できていない。

 販売促進事業として、現在折込チラシに多くのリソースを割いているが、来店済みユーザーの分析しか効果が計れていない。今後は、コスト削減のため、ウェブ上のチラシや、SNSでの告知、店内サイネージも効果的に活用していきたいと考えている。これらの課題を解決する目的で今回ミセシルを導入する運びとなった。

 ミセシルを導入した理由としては、次の点が挙げられる。店舗ごとの比較により、繁盛店や形態が類似している店舗を把握ができること。また、自店に加え周辺地域の競合店舗についても分析可能で、データ分析により、改装や販促事業の効果が検証できること。これらの理由から導入に至ったとのこと。

 導入後に期待する効果としては、売り上げの増加、競争力の増強に加え、内装や品揃えを工夫し、独自の価値を提供できるようになればと期待している。

   

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