クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は、クルマをピカピカにする「カーコーティング」について紹介します。
カーコーティングを施工しては失敗してきた私が(40万円くらいつぎ込んだ)、コーティングをする際に、これだけは気をつけて! というポイントをレポートします。コーティングを施工するときの参考にしてください。
そもそもコーティングって意味あるの!?
新車を購入した時や、ガソリンスタンドでも勧められる「カーコーティング」ですが、施工して意味あるの? と思っている方も多いはず。まずは、カーコーティングのメリットについて紹介しましょう。
- 汚れなどが付きにくい&落としやすくなるので洗車の回数が減る
- 紫外線などによる塗装の劣化を防ぐ事ができる
塗装の劣化を防ぐ事ができるという観点からみると、「塗装の劣化が目立ちやすい赤い車」「ボディーの劣化を防ぎたい旧車」「屋根付きの車庫保管をしていない人(紫外線を浴びてしまうので劣化のスピードが早い)」は、コーティングをしてボディー劣化予防をした方がよいでしょう。
また、傷が付いていない状態でコーティングすれば、車を綺麗に保つことができるので新車時も推奨します。
コーティングするなら「ガラスコーティング」を
コーティングには、油脂系、樹脂系、セラミック系コーティングなどさまざまな種類のコーティングがあります。それぞれ良し悪しがありますが、「持続性が高い」「お手入れがラク」「光沢が向上し、長期間綺麗な状態を保つ」という、多くの人がコーティングに求める3点のトータルバランスが良いのが「ガラスコーティング」です。
ガラスコーティングは施工すると永久に剥がれません。ですが、撥水機能の回復&表面についた細かな傷を綺麗にしてあげるために、1年に1回ほど軽く研磨してコーティングを施工してくださいというお店が多いです(私が施工したお店もそうです)。めんどくさい……と思うかもしれませんが、何度もコーティングすることにより、薄いガラスコーティングが重なっていき、強度が増すというメリットもあります。費用は初回コーティングよりかなり安くなるし、綺麗な状態を保ちたいのであればメンテナンスをオススメします。
ちなみに今回の私の場合は……
初回コーティング費用 16万5000円(税込)
メンテナンスコーティング費用 3万9600円(税込)
私は以上の理由から、ダイワプロテックのナノメタルコーティングを施工しましたが、自分が納得するコーティングを見つけるのも楽しいですよ!
ガラス系コーティングとガラスコーティングは別物
「ガラス系コーティング」と「ガラスコーティング」はまったく別物です。たとえるならば、ガラス系コーティングは果汁30%、ガラスコーティングは果汁100%のジュース。つまり、ガラスコーティングの方が純度が高いのです。ガラス系コーティングだと、剥がれやすく、時間がたつと仕上がりに満足がいかないと思う人も多いとか(私がそうです)。
ダイワプロテックのナノメタルコーティングを選んだ理由
断っておきますが、これはタイアップでもなんでもありません。あくまで私の判断でいくつものコーティングの中からチョイスしました。ガラスコーティングの中で私が注目したのは「ダイワプロテック」というメーカーのカーコーティング剤です。
このコーティング剤を選んだ理由は、レアメタルという希少金属が入っているというのが大きなポイントです。
車は静電気を帯びていて、そこにホコリ&ブレーキダストが集まってきます。レアメタルには帯電防止効果があり、それらが付着しにくくなるようです。遮熱効果&熱反射機能もあります。太陽に照らされても、ナノメタルコーティングをしているボディーは、施工していない所と比べて5度くらい温度が低いそう。熱を反射することによって、塗装の劣化を防ぐ&車内のエアコンが効きやすくなるという利点もあります。
【注意点】商品は慎重に選びましょう
ガラスコーティング剤は、ネットで検索すると何百個という商品がヒットします。ただ、自社でイチから製造されているコーティング剤はごくわずか……。◯◯会社のコーティング剤と◯◯会社のコーティング剤を混ぜて、オリジナルとして販売している業者もいるらしいので気をつけてください。
色々な場所で施工でき、価格もさまざま
私は「ディーラー」「専門店」「ガソリンスタンド」で2~20万円くらいのカーコーティングを施工してきました。ただ、価格が高いから&知名度があるからといって、満足のいく仕上がりにならないし、よく見ると車が白くなってきたなど散々な結果になりました。あくまで私が調査した結果ですが……。
- ディーラー
- 安心感はある。だが、ディーラーは下請け業者(カーコーティング専門店など)に出すことが多いので、やや割高&時間がかかる。
- ガソリンスタンド
- 安くて早いのは◎。ただ、私の場合は満足な仕上がりにならなかった
- カーコーティング専門店
- 専門店ゆえ、コストと施工技術のバランスが◎。ただ、良心的なショップを選ばないと割高になることもある
といった印象です。価格が安いから、専門店じゃないからダメというわけではなく、長年失敗を繰り返して得たデータです。この結果がすべてだ! とはいいませんが、参考にはなると思います。
カーコーティング専門店をセレクト
餅は餅屋という言葉がありますが、カーコーティングもこの一言に尽きます。技術力がある専門店を選んでほしいのは、施工すると永久的に剥がれないためです。失敗してしまうと、コーティングにムラができ見栄えが悪くなるし、失敗したコーティングを剥がす作業は大変&ボディーにダメージを与えてしまいます。だから、技術力が大事なのです。
先程も記述しましたが、専門店は個人経営のショップが多いため値段が明確に決まっていません。私も何件か電話をかけましたが、同じランドクルーザーなのに施工の値段が違って「?」となりました。たどり着いたのは、「ジープカフェ東京」というお店。何度も言いますがタイアップではなく、私の経験から見つけたお店ですので、人によっては別のお店が見つかる思います。あくまでも一例ということで。
このお店の良いところは……。
- 施工値段が明確に決まっている
- 金額はコーティングするボディーの面積によって決まります。汚れ具合や、希少車、クラシックカーだからといって値段を上げる業者や汚れ具合によって値段をあげる業者もいるので要注意。
- コーティング前の下処理が丁寧
- 2日くらいかかってしまいますが、ボディーの細かい傷を処理してから施工してくれるので、仕上がりが◎です。下処理を怠ってしまうと、汚れの上からコーティングを塗ることになるとで、残念な見た目に……。
- 屋根のある場所&ホコリの舞っていない場所で施工できる
- ガラスコーティングは塗布してから乾くまでに数日間かかかります。乾いてない状態で、ホコリや排ガスが舞う場所で施工すると、ボディーとゴミを一緒に施工してしまうことになります。
- 仕上までに時間がかかっても施工工程が何個かあり、しっかりしている
- 私の車をコーティングするにあたっての、施工工程を見学させてもらいました。以下、その工程を紹介します。
1、洗車
2、鉄粉除去
3、ボディーの研磨
4、コーティング塗布
少なくとも、この4つの条件をクリアしている良心的なお店を見つけてもらえればと思います。カーコーティングの相場が分かっていない人に対して、代金を高く見積もるお店もあるから要注意!
作業を実際に目で見てわかったことは、ボディーの研磨にかなり時間がかかるということです。コーティングに何日もかかるのは作業が遅いのでは? と思っていましたが、これなら納得でした。
ということで、間違えないカーコーティング選びについてご紹介しました。あくまで個人の感想になりますが、今回のものはカーコーティング難民だった私が自信を持ってオススメできます。決して安い買い物ではないので、ぜひ自分が納得するものを探してみてください。
また、今回の取材は動画でも見ることができます。記事とあわせてご覧ください。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります