舌や頬の動きまでトラッキング!フェイシャルトラッカー&新世代VIVEトラッカーがスゴイ
2021年05月27日 11時00分更新
軽量化しつつもバッテリーが増えた
「VIVEトラッカー(3.0)」
VIVEトラッカー(3.0)は、その数字が示す通り第3世代のトラッカーだ。前述した初代トラッカーが2017年、第2世代が2018年に登場しているので、実に3年ぶりのモデルチェンジとなる。
重量は75gで、サイズは70.9×79×44.1mmになっており、前世代からは15%軽量化、33%小型化している。そして特に重要なのが、バッテリー持続時間のアップ。前世代から75%向上しており、1度の充電で最大7.5時間使用できるという。そのほか、充電用の端子がUSB Type-Cに変更されるなど細かい部分に変化が見られるが、基本的なつくりはほとんど変わっていないようだ。
VIVEトラッカー(3.0)はベースステーションの1.0、2.0双方に対応している。また、過去のバージョンのトラッカーとも互換性があるため、例えば足にはVIVEトラッカー(3.0)、腰には第2世代や第1世代のトラッカーを装着して同時に使用するといった使い方も可能だ。
なお、こちらは発売後すぐに完売し、再入荷後も即完売が続いているとのこと。5月末時点でも品切れになっており、ほしい人はこまめに入荷状況をチェックする必要がありそうだ。
今回の体験会では、VIVEアンバサダーとして活動するVTuberの4名から、「VRChat」を内でお話を聞くこともできた。全員が従来のVIVEトラッカー製品を使用した経験があるとのことで、今回のトラッカー(3.0)の進化で特に気になるポイントなどを聞いてみると、「雲母ミミ」さんは配信内でダンスなどを踊ることが多いため、軽量化したのがうれしいとのこと。
VRChatを頻繁に活用する「Tatsh」さんや「おきゅたんbot」さんからは、バッテリーの持続時間が増えたことで、より長い時間VR内で人と話していられたり、VR上のイベントなどで長時間使用する際に使いやすかったりといった声が聞かれた。
フェイシャルトラッカーについては、「みややひ」さんが今回実際に使用して参加。VRChatでは、マイクでしゃべった音声を認識してアバターの口を動かすことができるが、みややひさんはいわゆる“無言勢”とのことで、マイクで音声会話はしない。にも関わらず、フェイシャルトラッカーを使用することで、口の動きを再現することができている様子が見られた。VR空間上で「声は出したくないけど、表情は柔軟に変えたい」といったユーザーも一定数いると思うが、そうした人にも重宝されそうだ。
VRはエンターテインメント分野はもちろん、教育の現場などにも活用されるようになっている。トラッキングデバイスの進化によって、VRアバターによる表現の幅を広げたり、VRトレーニングの体験を向上させたりといった効果が期待できる。VIVEトラッカー(3.0)やVIVEフェイシャルトラッカーの登場によって、さらにVRの活躍の場が広がるのか、注目していきたい。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう