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2万円台で機能は必要十分! Y!mobile初の5Gスマホ「Libero 5G」

2021年05月05日 12時00分更新

カメラの機能はお値段以上

 アウトカメラはメイン(約1600万画素)、広角(約800万画素)、深度センサー(約200万画素)という構成で、AIによるシーン識別にも対応しています。2万円台の格安モデルながら、広角撮影を楽しめることはメリットと言えるでしょう。

 実際にいろいろなシーン・被写体を撮影してみたところ、メインカメラはナチュラルな色・明るさで撮れました。屋内では若干暗めに写りますが、それもナチュラルで、不自然に明るく写るよりはいいかなと。夜景をきれいに撮れる「スーパーナイト」モードも備えています。

広角で撮影。色味はやや薄く写る

メインで撮影。ナチュラルな色で撮れる

逆光で撮影しても、そこそこ明るく撮れた

室内でスイーツを撮影

「スーパーナイト」モードで撮影

 深度計測用のカメラを備えており、「背景ぼかし」モードでも撮影可能。ぼかしのレベルを調整して。被写体が際立つ写真が撮れます。また、撮影後に「フォト」の編集機能でぼかしを再調整することもできます。

「背景ぼかし」モードは、撮影時に絞り値(F値)を設定可能

編集でフォーカスを変えたり、絞り値を変えることもできるが、思い通りにいかないこともあった

 動画は最大4K(30fps)で撮影可能。簡単にBGM付きのショートムービーを作成できる「Vlog」モードも搭載しています。テンプレートを選んで、いくつかの場面でカメラを向けるだけで、カメラを自ら動かすことなくエフェクトで動く映像が撮れる仕組み。6つのテンプレートが用意されていましたが、もっとあってもいいのにと思ったほど。動画サイズはフルHDになりますが、フルHDのほうがSNSで共有しやすいという利点があります。

6つのテンプレートから選んで簡単にショートムービーを撮影できる「Vlog」モードが楽しい

 ディスプレー左上のパンチホールに搭載されたフロントカメラは約800万画素。「ポートレート」モードにして背景をぼかしたり、顔を細くしたり、肌を明るくしたりできる補正機能もあり、セルフィーを楽しむためのひと通りの機能は揃っています。

インカメラも必要十分な機能を備えている

【まとめ】コスパを最重視する人にオススメ

 おサイフケータイと防水・防塵に対応していることもセールスポイント。防水・ 防塵は、多くの機種が取得する「IP68」よりもワンランク性能が低い「IP57」ですが、濡れた手で触っても、画面に水滴が付いても安心なレベル。

おサイフケータイに対応していることもアドバンテージ

 筆者はほとんど使わなかったが、ソフトバンクの5G向けコンテンツにすぐにアクセスできるショートカットもプリセットされています。

ホーム画面に「5G LAB」「VR SQUARE」などのコンテンツへのショートカットがプリセットされている

 Libero 5Gは、突出した機能はないが、シンプルで使いやすい。いい意味でカジュアルなスマホという印象です。これを買っても「5Gスマホを買った!」という感動はないかもしれませんが、5Gはもはや「当たり前」というフェーズに入ったのかもしれませんね。Y!mobileは利用料金が安いことも利点。コスパを最重視する人は検討の価値がありそうです。

Y!mobile「Libero 5G」の主なスペック
メーカー ZTE
ディスプレー 6.5型液晶(19.5:9)
画面解像度 1080×2340
サイズ 約77×166×9.2mm
重量 約201.7g
CPU Snapdragon 690 5G
2GHz+1.7GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
OS Android 11
5G最大通信速度 下り最大1.8Gbps
5G対応周波数 サブ6
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ アウト:約1600万画素(標準)
+約800万画素(超広角)
+約200万画素(深度)
/イン:約800万画素
バッテリー容量 3900mAh
連続通話時間 約2615分
連続待受時間 約497時間(FD-LTE)/約509時間(AXGP)
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 ○/○(IPX7/IP5X)
生体認証 ○(指紋)
イヤホン端子 ×
USB端子 Type-C
カラバリ ブルー、ホワイト、レッド
 

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