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さらに進化した頭外定位ヘッドホン第3世代モデル「CZ-8A」

2021年04月14日 16時50分更新

 トライオードは4月14日、クロスゾーン(CROSSZONE)の頭外定位ヘッドホンの第3世代モデル「CZ-8A」の取り扱いを発表。4月28日に発売する。

 従来のヘッドホンは、耳元にあるドライバーによって生成される音場・音像が頭の中で聞こえる頭内定位という問題があるが、クロスゾーンではアコースティックな手段のみでこの問題を解決。音楽ソースが持つ音場や音像が自然に再現できる画期的な頭外定位ヘッドホン「CZ-1」を2016年に発売。2019年には大幅な小型化と価格ダウンを実現した「CZ-10」が発売され、今回は第3世代モデルとなる。

 片側のハウジング内に主音源再生用の2つのドライバーユニット(高音用/低音用)と逆チャンネルの音を再生するもうひとつつの逆チャンネル用ドライバーユニットの合計3個のドライバーユニットを搭載。純アコースティック技術であるART(Acoustic Resonance Technology)とADC(Acoustic Delay Chamber)により、音楽ソースを選ばない自然な頭外定位(前方定位)を実現。新技術として波面に着目し、耳に到達する音の波面を距離が離れたスピーカーから届く平面波に近い波面となるようにコントロールする波面コントロールガイドを新たに追加した。

 主音源再生用の2つのドライバーユニット(高音用23mm/低音用40mm)と逆チャンネル再生用ドライバーユニット(35mm)には振動板にベリリウムコーティングを施し、フレームには真鍮のリングを装着することで強度確保と不要振動を排除。CZ1/CZ-10と同様にヘッドバンドはヒンジ部に内蔵されたトーションばねにより与える構造とし、長時間の音楽鑑賞でも疲れにくい自然な装着感を実現。イヤーパッドは前側と後ろ側で厚みを変え、頭部を均一に馴染んでしっかりとした気密性を確保。

 ハウジングの外側には全体を覆うアルミカバーを装着することで外部の電磁波ノイズから受ける影響を軽減。付属の専用ケーブルには高伝達特性を持ちノイズに強いツイスト構造のOFCリッツ線を採用。ケーブルは長さ1.5m(3.5mmミニプラグ)と3.5m(6.3mm標準プラグ)2本が付属。

 価格は20万9000円。

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