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オムロン、デジタル教育サービス向け文字入力支援システムをリリース

2021年04月12日 19時40分更新

 オムロン ソフトウェアは4月12日、デジタル教育サービスに向けた文字入力支援システム「iWnn IME for Web」をリリースした。

 近年GIGAスクールをはじめとした学習現場のデジタル化が加速し、生徒1人ひとりが各自のデバイス(タブレットPC)を用いて授業を受ける学習環境が広まっている。こうした中、生徒が使用するデバイスや、デバイスに搭載されているIMEによって、入力や変換の仕様が異なるため、公平であるべき学習環境にばらつきが生まれることが課題となっていた。また、学習現場においては、タブレット上での文字入力・変換に時間を要してしまう、あるいは入力中に解答が変換候補として先に出てしまうなど生徒の学習の妨げとなるケースがあった。

 そこでこの度、教育現場にあわせた文字入力・変換機能をiWnn IME for Webに搭載し、デジタル教育サービス向けにリリ ースした。本システムは各種OSやブラウザーに対応したIMEをウェブアプリに組み込んで使うため、多様なデバイス環境上での入力が可能となる。また、不適切語彙の除去や学年ごとに違った学習内容やすでに学習した漢字のみを候補として表示する予測変換、数式や化学式専用のキーボードといった教科に合わせたキーボードの表示など、最適な入力・変換機能により学習効率の向上に貢献するという。

 iWnn IME for Webはスマートフォン等で利用していた組込型予測変換エンジン「iWnn」の予測変換機能をCloud上で実現し、ウェブアプリ上で動作するIMEとセットにしてサービス提供する。任意のウェブアプリに組み込むことにより、デバイスやOS等のプラットフォームに依存することなく、統一された入力環境を提供することができる。また、ウェブサービスの入力エリアに応じたソフトウェアキーボードの切り替え・ソフトウェアキーボードに加え、パソ コンのハードウェアキーボードからの入力への対応など、各種ウェブサービスに特化した柔軟なカスタマイズが可能。

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