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凸版印刷、ICカードへの耐量子 公開鍵暗号の実装に向けてISARAと連携

2021年04月06日 19時30分更新

 凸版印刷とISARAは4月6日、ICカードへの耐量子-公開鍵暗号の実装に向けて連携すると発表した。

 本開発は耐量子-公開鍵暗号をICカードへ実装し、ICカードを介したアクセス認証・管理の技術検証を目指すもの。技術検証は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)とも連携し、量子暗号技術と秘密分散技術を融合し、データの安全な流通や保管、利活用を可能とする量子セキュアクラウド技術を搭載したテストベッドH-LINCOS(保健医療用の長期セキュアデータ保管・交換システム)等で行なう予定。

 凸版印刷はISARAとの共同開発によって耐量子-公開鍵暗号をICカードに実装し、ICカードを介したアクセス認証・管理を量子セキュアクラウド技術に適用する。

 ISARAはICカードに実装する耐量子-公開鍵暗号を用いた認証技術の開発を目指すという。

 両社はこれまでに培った各々の技術や知見、経験を融合させ、ICカードへの耐量子-公開鍵暗号の実装とアクセス認証・管理技術の確立に向けて連携するとのこと。

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