週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ASCII Power Review ― 第120回

Xperia Pro 実機レビュー = ミリ波対応に映像入力ありの最強Xperiaなのだっ!!-倶楽部情報局

2021年04月05日 18時00分更新

 アスキーの会員サービスASCII倶楽部では、会員の方だけが読めるさまざまな連載や特集が毎日更新中。

 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「Xperia Pro 実機レビュー = ミリ波対応に映像入力ありの最強Xperiaなのだっ!!」を紹介します。


 ソニーはプロフェッショナル・クリエイター向けのAndroidスマートフォン「Xperia PRO(XQ-AQ52)」を発売した。本製品はXperiaとしては初めて5Gの「ミリ波帯」に対応したものだ。

 またスマートフォンとしては世界で初めてHDMIの入力端子を装備しており、デジタル一眼カメラの外部モニターとして利用したり、USBテザリング対応カメラと接続することで静止画や動画を5Gミリ波通信で高速にFTPサーバーにアップロードできる。

 価格はオープンプライスで、ソニーストアの直販価格は24万9800円とかなりお高めだが、現時点で唯一無二の端末なのである。

ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia PRO(XQ-AQ52)」(税込24万9800円)

HDMIマイクロの入力端子と「ショートカットキー」を装備

 Xperia PROはOSに「Android 10」、SoCに「Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platform」を採用。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)は512GBを搭載。最大1TBのmicroSDXCメモリーカードを装着できる。

 ディスプレーは約6.5インチの4K有機EL(1644×3840ドット、21:9、HDR対応、BT.2020色域、10bit入力)を搭載。ソニーがマスターモニターで培ってきた技術により、クリエイターの意図した色調を忠実に再現すると謳われている。

 カメラは前面にセルフィー(約800万画素、F2.0)、背面には
超広角(16mm、約1220万画素、F2.2)
望遠(70mm、約1220万画素、F2.4)
標準(24mm、約1220万画素、F1.7)
3D iToFセンサー
という構成である。レンズにはZEISS Lensが採用され、通常のカメラアプリのほかにフォト撮影専用アプリ「Photography Pro」、シネマ撮影専用アプリ「Cinematography Pro」がプリインストールされており、きめ細かなマニュアル撮影が堪能できる。

 通信機能はミリ波対応5G(デュアルSIM)、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1をサポート。ボディーの上下左右4ヵ所に5Gミリ波対応アンテナを内蔵する独自設計により、360度全方位をカバー。安定した高速データ通信を実現しているという。また5Gミリ波を受信している方向やデータ送受信速度を確認するためのアプリ「Network Visualizer(ネットワークビジュアライザー)」がプリインストールされている。

 本体サイズは約75×171×10.4mm、重量は約225g。バッテリーは4000mAhを内蔵。ボディーは防水がIPX5/8、防塵がIP6Xに対応する。

 本機の元になっていると思われる「Xperia 1 II」に対するアドバンテージは、HDMIマイクロ端子(タイプD)と任意のアプリを起動するための「ショートカットキー」(設定→システム→ジェスチャー→ショートカットキー)が用意されていること。一方で、おサイフケータイやワイヤレス充電に対応していないことは留意しておく必要がある。

本体前面と本体背面。ボディーの表面処理はまるで高級カメラのようだ

ディスプレーは約6.5インチの4K有機EL(1644×3840ドット、21:9、HDR対応、BT.2020色域、10bit入力)

本体上面には3.5mmヘッドセット端子、本体下面にはHDMIマイクロ端子(タイプD)、USB Type-C端子を用意

右側面にはボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタン、ショートカットキー、カメラシャッター、左側面にはSIMカード/メモリーカードトレイを配置

ショートカットキーには任意のアプリの起動を割り当てられる

HDMIマイクロ端子(タイプD)は防水防塵対応カバーで保護

SIMカードはデュアル仕様。SIM2とmicroSDメモリーカードは排他利用となる

常に携帯できる超小型ディスプレーとして
カメラ接続以外でも重宝する

 実際にデジタル一眼カメラの外部モニターとしてXperia PROを接続してみたが、想像以上に使い勝手がよかった。今回は、3.2インチの背面モニターを備えるパナソニック「DC-S1R」につなげてみたが、Xperia PROでは実測4.6インチのサイズでプレビューできる。1.4インチの違いは実際に見ると大きな差だ。

 また、Xperia PROを外部モニターとして使用した際には、ピンチイン・アウトで拡大・縮小、ダブルタップで4倍表示、明るさ調整、グリッド線表示などの機能を利用できる。カメラ本体の背面モニターでフォーカス位置を選択しつつ、Xperia PROでプレビューを拡大縮小してピントがしっかりと合っているのか、ボケ具合はどの程度なのかを確認できるのは非常に便利だった。

 なおXperia PROのHDMI入力端子は、もちろんデジタル一眼カメラ専用ではない。PC、ゲーム機、レコーダーなどなどHDMI端子を備える機器なら、ケーブルさえ常備していれば直結できる。緊急避難的に利用する超小型ディスプレーとしても重宝するはずだ。

デジタル一眼カメラと接続すれば、Xperia PROを外部モニターとして活用できる。下でフォーカス位置、上で拡大縮小してピントを確認というのがすこぶる便利

画面右には、ロック、明るさ、グリッドライン(OFF/3分割/方眼/対角+方眼)、フレームライン(1:1/4:3/13:9/14:9/15:9/1.66:1/1.85:1/2.35:1)、180度回転、設定(解像度/色空間とHDRモード/ズームインジケーターのタイムアウト/ズームインジケーターのカスタマイズ/ダブルタップ時のズーム倍率/設定をリセット/Tutorial)のアイコンが並ぶ

「Raspberry Pi4」(左上)に接続してみた。高解像度のデスクトップを表示するとそのままでは文字が読みにくいが、ピンチイン・アウトやダブルタップで拡大縮小すれば意外に実用的だ

αゆずりの夜景モード 「成功率」がかなり高い


 続きは「Xperia Pro 実機レビュー = ミリ波対応に映像入力ありの最強Xperiaなのだっ!!」でお楽しみください。

 なお、こちらの記事の続きを読めるのはASCII倶楽部会員の方限定です。

 ASCII倶楽部には、今回紹介した記事だけでなく、PCやスマホ、カメラ、テレビ、オーディオなどの会員だけが読める連載が更新されております! さらに、週刊アスキー 電子版の最新号から過去4年ぶん以上のバックナンバーが読み放題となっております。

会員制読み放題サービス
ASCII倶楽部(アスキークラブ)

■利用料金
月額 税込1080円
※毎月1日~末日までの利用料金として

■支払方法等
●クレジットカード
* VISAカード/MasterCard/アメリカン・エキスプレスカード/JCBカード
●auかんたん決済
●ドコモケータイ払い
●Amazon アカウント
※auかんたん決済、ドコモケータイ払いを選択された方は、3日間無料キャンペーンをご利用いただけません。 ※ご利用になる決済機関によって決済時期及び決済方法が異なります。
それぞれの決済機関が定める利用規約等をご確認ください。

■提供時期
月額利用料金の支払い後、すぐに利用可能。

■推奨環境 <端末・ブラウザ>
【PC】
・OS
Windows 7 以上 , Mac OS X 10.10以上
・ブラウザ
(Windows)Internet Explorer 11※Edgeは除く , Google Chrome最新版 , Firefox最新版
(Mac)Safari最新版

【スマートフォン】
・OS
iOS 8 以上 , Android 4.x以上
・ブラウザ
(iOS)Safari
(Android)Google Chrome

URL ASCII倶楽部

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります