Facebookは3月18日、おすすめのグループの表示基準の厳格化や、規定に違反したメンバーへの制限など、グループの安全を保つための取り組みを強化すると発表した。今後数ヵ月のうちに展開していく予定。
おすすめのグループの表示を改善
おすすめのグループの表示を改善し、有害な可能性のあるグループがおすすめに表示されないようにした。また、同様のトピックにおいて質の高いグループが措置の対象とならないようにした。
対象グループへの招待や、対象グループの検索は引き続き可能。おすすめ機能の制限に基づき、医療関連のグループについてカテゴリー上の表示を制限したり、誤った情報を繰り返し発信しているグループを削除した。
さらに、今後はグループで規定違反が発生すると、おすすめでの表示頻度を減らし、当該グループを利用者の目につきにくくする。
コミュニティ規定違反のグループやメンバーの活動範囲の制限
規定に違反するグループやメンバーに対し、機能の制限と他の利用者へのリーチを減らす。グループで規定違反が繰り返されると、そのグループに対してより厳格な制限を講じ、最終的にはグループが完全に削除される。また、深刻な被害があった場合には、これらの段階を経ることなく、グループやメンバーを完全に削除する。
規定違反のグループに対する拡大抑制措置
コミュニティ規定に違反したことのあるグループに参加しようとする利用者に対し、該当するグループが規定に違反している旨を表示する。利用者はグループに参加するかどうかを検討できるようになり、これらのグループからの招待通知を制限することで、参加者が増えることを防ぐ。
既存のメンバーに対しては、グループのコンテンツの配信を抑制し、ニュースフィードでのコンテンツの表示頻度が減少する。おすすめでの表示に関する措置と合わせて実施することで、規定違反のグループに参加することを抑制できるとしている。
また、管理者やモデレーターに対して、そのグループに多数の規定違反をしたメンバーや、規定違反で削除されたグループに属していたメンバーが多数いる場合には、すべての投稿を一時的に承認制にする。メンバーにより投稿されたコンテンツは、管理者またはモデレーターがレビューし承認するまで、グループ全体に表示されなくなる。管理者またはモデレーターが規則に違反するコンテンツを繰り返し承認する場合は、グループ全体を削除する。
規定違反のメンバーやグループに対する新たな制限
グループで規定違反を繰り返したメンバーは、一定期間、投稿とコメントがブロックされる。この措置は、全てのグループにも適用される。また、他の人をグループに招待したり、新しいグループを作成したりすることもできなくなる。有害な目的で利用しようとする利用者によるコンテンツの拡散を抑制することを目的としており、2020年から実施している既存の制限に基づくもの。
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