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ホンダの軽スポーツ「S660」が2022年に生産終了! 記念バージョンが発売に

2021年03月12日 15時00分更新

若い社員の「やりすぎ」から始まったS660
新車で買える最後のチャンス!

 発表会で椋本涼氏は、ビデオメッセージを通してS660について振り返った。

モック作りの様子。本田技術研究所設立50周年を記念した商品企画提案受賞で会社から許されたのは、ここまでだったという

しかし、モック作りにあきたらず、会社に内緒で試作車を作成したメンバー

試作車で走行している様子

試作車と開発メンバー

試作車と開発メンバー

 「もともと社内コンペで選出され、モック作りまでと言われたのに、我慢できず仲間内で試作車を作ってしまいました。それが当時の社長に見つかり、S660の量産化プロジェクトは始まりました。途中、東日本大震災などがありましたが、2015年の発売以来、3万人をこえる人にオーナーになってくださいました。また、発表後も、自分の想像を超える反響をいただき、SNSやオフ会などでオーナーの皆様と出会えたこともうれしい思い出です」と謝辞を述べると「2022年3月に生産を完了しますが、新車で買える最後のチャンス。ぜひ後悔のないよう、ご検討ください」と語った。

Modulo Xを担当したホンダアクセスの松岡氏

Modulo Xとは、松岡氏のようなエンジニアが上質さを求めて作り上げたコンプリートカー・ブランドだ

Modulo Xのモノづくり

S660 Modulo Xのコンセプト

 また、今回のModulo X Version Zの開発を担当したホンダアクセスの松岡氏も「Modulo Xは究極のS660を目指し、手間暇をかけ、人の感覚によって作り出した1台です。今回のVersion Zは、所有する喜びを最大限に引き出せたと思います。多くの方に触れていただきたいと願っています」と挨拶をした。

S660 Modulo X Version ZとS660(現行モデル)

 いよいよ生産終了まで1年となったHondaによる軽スポーツカーのファイナル・エディション。今年で3回目の車検を迎えて乗り換えを検討される方はもちろんのこと、「ずっと気にはなっていたけれど、ちょっと……」と悩まれていた方にとっても、ラストチャンス。Zの名を冠した1台、ぜひチェックしてほしい。

S660 Modulo X Version Zの専用カタログ

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