週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「Destruction AllStars」はスーパーカーで闘うプロレスだ!

 とにかく「痛快&豪快&爽快!」。それが「Destruction AllStars(デストラクション・オールスターズ)」(以下DA)をプレイした率直な感想です。DAはジャンル的には「ドライブ/レース」にカテゴライズされていますが、あえて大きく意訳すると「カープロレスリング」。ノンジャンルの合計28種類のスーパーカーで激突し合い、より多くの車を破壊し、最高得点をゲットした者が栄冠を手にするというゲームです。

「Destruction AllStars」リリース日:2月2日、開発元:Lucid Games、発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

戦術性の異なる4種類の競技を用意!

 ……と言うと単純なカーアクションゲームと思われるかもしれませんが本作には下記の4種目が用意されています。

「CARNADO」
対戦相手を攻撃して「ギア」をためて「竜巻」にマシンを放り込みポイントを獲得

「STOROKEPILE」
ためたギアを「バンク」に入れることで制圧してバンク制圧数を競う

「GRIDFALL」
床が抜け落ちていくステージのなかで生き残りを目指す

「MAYHEM」
対戦相手のマシンを攻撃・破壊・乗っ取り最多ポイント数を競う

 それぞれ立ち回り方が違うので、飽きずに楽しめます。1プレイが比較的短めなので、やめ時を見定めるのが難しい中毒性の高いゲームです。

個人的に一番好きなのは「GRIDFALL」。終盤はステージが穴開きだらけになるので、繊細なマシンコントロールと、正確無比な攻撃テクニックが要求されます

MAYHEMとGRIDFALLは個人戦、CARNADOとSTROCKPILEはチーム戦。もちろん、世界中のドライバーと競う「MULTIPLAYER」モードと、AI(コンピューター)と闘う「ARCADE」モードが用意されています

個性あふれる16人のキャラクター(オールスター)が登場

 本作は「オールスター」と呼ばれるドライバーたちが半端なく魅力的です。ヒーロー、カリスマ、インフルエンサーなどの16名のオールスターたちは、それぞれ異なる専用車「ヒーローマシン」を所有しているだけでなく、ヒーローマシンに乗っているときと、生身でステージを駆け回るときに利用できる「ブレイカー(特殊スキル)」を備えています。このブレイカーをどのタイミングで発動するかが勝利の行方を大きく左右するわけです。ステージとの相性もありますしね!

左上からULTIMO、GENESIS、LUPITA、SHYFT

左上からBLUEFANG、BOXTOP、FUEGO、HANA

左上からRATU、ANGELO、TW!NKELR10T、JIAN

左上からHARMONY、XANDER、MUNA、SGT.RESCUE

JIANのヒーローカーは「モーニングスター」。ブレイカーは車名のとおり車体全体からトゲを出し、防御と攻撃を同時に行なう強力な技です

JIAN自身の歩行中(パルクール中)のブレイカーは地雷を周囲にばらまくという技。地雷を踏むと敵マシンはダメージを受け、敵キャラクターは吹き飛ばされます。ただし防御というよりは、敵キャラが通りそうな場所に設置したり、うしろから車に追いかけられたりしているときに有効なブレイカーです

エンターテイメント志向の激突カーアクション、キャラバランスも秀逸

 実際にプレイしてみた感想としては、車の操作はリアル志向というよりエンターテイメント志向でかなりコントローラブルですね。ボタン操作で簡単にドリフト状態に持ち込めるので、慣れれば自由自在に車を操れます。

 現時点ですべてのキャラクターでプレイしたわけではないですが、「ブレイカー(特殊スキル)」のバランスもよさそうです。ただしステージによってキャラクターの向き不向きはあります。マルチプレイで勝ちを狙うのであれば最低4人ぐらいのオールスターの操作には習熟しておいたほうがよいでしょう。

ULTIMOのブレイカーは、ヒーローカー乗車時はシールドを前方に展開してあらゆるダメージを受けなくする、歩行時は敵キャラクターやマシンからの攻撃を受けなくするというもの。初心者にオススメのキャラクターです

ド派手な演出がとにかく楽しい本作

決定的瞬間はスローモーションでじっくりと堪能できます

PS Plusに加入していれば
4月5日まで無料でプレイ可能!

 ゲームシステムは爽快、キャラクターは独創的、グラフィックはPS5ならではの超美麗な「デストラクション・オールスターズ」。PS Plusに加入していれば4月5日まで無料でプレイ可能なので、PS5をゲットしたら初回起動時に即インストールしていただきたいタイトルです!

●関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります