アドビは3月10日、同社ブログにてAdobe Creative Cloudのフォト製品のアップデートを行なったと発表した。
Photoshopデスクトップ版とPhotoshop iPad版におけるアップデートとなる。とくにMacのPhotoshopデスクトップ版では、新しいM1チップ搭載Macにてネイティブに動作するPhotoshopの最初のバージョンとなる。
ネイティブ動作によりパフォーマンスが向上、ファイルの開封や保存、フィルターの適用、コンテンツに応じた塗りつぶしや被写体の選択といった負荷の高い操作において、前世代のシステムでの平均パフォーマンスがおよそ1.5倍向上したという。
また、Photoshop iPad版の最新バージョンでは、クラウドドキュメントのバージョン履歴のサポートと、クラウドドキュメントのオフライン作業に対応。
クラウドドキュメントはすべて自動保存されるが、内部的には保存のたびにバージョン履歴も記録されていたという。新機能として、履歴を最大60日まで遡って確認して任意のバージョンに復帰できる。また、任意のクラウドドキュメントをローカルに保存してオフラインでも作業することも可能となった。
このほか、現在「Camera Raw 13.2」で提供されている「スーパー解像度」を解説するブログも併せて公開された。ディテールがぼやけてしまうことなく解像度を強化するフィルターのしくみと使い方を紹介。「Lightroom」と「Lightroom Classic」にも近日中に提供されるという。
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