富士通は3月8日、ブラウザーのみでオンライン接客サービスを可能とするツール「Finplex eXcloser」の提供を開始した。
主に金融機関の営業職員やライフコンサルタントが、オンラインで商品紹介や契約確認といった業務に用いるもの。顧客側に専用アプリのインストールが不要で、タブレットやスマホから営業職員から送られてきたURLにPCやアクセスするという簡単な手順で非対面なオンラインコミュニケーションが可能となる。
ウェブブラウザーを介した高品質なビデオ通話技術を持つ米Waagu（ワグー）のリモートコミュニケーションサービス「Loookit（ルーキット）」を用いており、富士通がサポートを含めたトータルサービスとして提供する。音声通話に加えてビデオ通話が可能で、さらにリアルタイムにPDF資料を共有して画面上の資料への相互書き込みやページめくりも可能。
富士通では今後、営業職員が顧客の操作をリモートでサポートする機能やオンライン接客中の動画や音声、資料などを保存する機能、契約手続きまでをオンラインで完結できる機能などを開発して追加提供するとしている。
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