Coreプロセッサーの内蔵GPUでも快適に動作する軽さ
最後にどれぐらいの性能で動作するのかも簡単に触れておきたい。本作の動作環境はCPUがIntel Core iシリーズ以上、メモリー2GB、VRAM256MB必須、512MB以上推奨、DrectSoudに対応した音源が必須、DirectX9.0c以上に対応したビデオカード必須となっている。また、ソフト電池によるオンライン認証も必要。
とはいえ、Intel Coreプロセッサーは、8年前くらいの第4世代のプロセッサーで既に内蔵GPUがDirectX9.0c以上に対応している。ここ数年のコスパの良いCoreプロセッサー搭載ノートPCであれば、メモリーも4GBを下回ることもないので、快適に動作するはずだ。
試しにCPUに第10世代「Core i5-10210Y」(4コア/8スレッド、1~4GHz)、メモリー16GG(LPDDR3)、7インチ(1920×1200ドット)のUMPC「OneGx1」でプレイしてみたところ、CPU使用率は25~44%ほどで推移、メモリー使用率26%、VRAMは使っても16%ほど、と非常に動作が軽く、MAPのチビキャラの動作に影響なく、快適にプレイできた。
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Windows 10のゲームモードでCPU使用率などを確認。マウスカーソルを動かしたりした際に、瞬間的にCPU使用率が100%上がる時もあるが、カク付く場面もなく快適に動作。VRAMはイベント時にキャラクターの瞬きなどで時々上がるくらい
ちなみに操作は、マウスとキーボードで行なえる他、XInputのコントローラーでの動作も確認。コントローラーでは、十字キーでMAPの移動、左のアナログスティックでマウスカーソルを操作し、Aボタンで決定、Bボタンが戻るで動作する。フラグリスト画面でマウスポインターを使って右端のスライダーをドラッグすることはできないが、十字キーとボタン操作で画面の上下操作も可能と、コントローラーだけでも操作が可能になっている。パソコンにワイヤレスでコントローラーをつなげて、離れた場所から楽な姿勢で操作したい、といった場合は重宝しそうだ。
往年のファンから初めての人にも納得の出来
『同級生リメイク』は、現在の倫理規定に合わせた調整はされつつも、発売当時の雰囲気を残しつつ、現行基準のフルHD解像度に対応。イージーモードで攻略し易く、効率良く進めたい今時のユーザーのニーズにも応える至れり尽くせりの機能も実装している。
イージーモードは非常にラクで、駆使すればMAPを動き回ることなく、目当ての女の子のイベントをどんどん見てエンディングに到達できる。しかしながら、本作はMAPを徘徊し、イベント時にいろんな場所を探索で選択、それが初代発売当時は斬新で、どこに行けば会えるのか探る、もどかしさが目当てのキャラクターに会えた時のうれしさにつながると感じていた人も多いので、時間の許す限り、まず最初はクラシックモードで遊んでみて欲しい。
学校の至る場所や町中で情事が行なわれ、個性的なキャラクターが登場し、その掛け合いも実にコミカルで面白いからだ。また、ゲームクリアー後はイベントシーンや画像、楽曲をゆっくり楽しむ機能も用意されている。存分に同級生の世界を楽しめる。
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学校の音楽室で上半身裸でバイオリンを奏でる女子と教師など、至るところで情事が行なわれている。こんな学校あるか~!と思わず突っ込みたくなるが、コレがイイ。どこでこんなおまけCGが拝めるかは、クイズに正答するなどして情報を集めよう
29年も前のゲームがベースになっているため、やや古臭く感じる部分もあるが、その雰囲気も含め楽しめる人にはオススメだ。半面、最近のR18ゲームと同じ感覚でアダルト要素を多く求めると、肩透かしを喰らう場合もあるので、そこは注意したい。一方で、兼ねてよりのファンは豪華版を購入し、保管するべき名作に他ならないのではないだろうか。
(提供:FANZA GAMES)
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