iPhoneの便利テク その8
思い出の写真にはキャプションを付けて検索できる
iPhoneの「写真」アプリはAIで分析することで、被写体をキーワード検索できるようになっている。「車」で検索すれば、車両も車道も自転車もヒットする。「ピープル」機能では人の顔で絞り込むことも可能だ。とは言え、そこまで賢いわけではないので、わかりにくい写真だと見つからないことも多い。
そんな時、画像にキャプションが付いていれば、キーワード検索できる。忘れた頃に役立つので、日記代わりにコメントを付けておくクセを付けよう。
「写真」アプリで写真を上にスライドすると、キャプションの入力フォームが開く。入力したら「完了」をタップすればいい。キーワード検索すると、被写体検索に加えてキャプションの検索結果も表示されるようになる。
ちなみに、「写真」アプリの「ライブラリ」で「すべての写真」を表示している時に、ピンチ操作ができるようになった。小さいサムネイルで内容を確認したいとき、開かずとも内容を確認できるのは便利なので覚えておこう。
iPhoneの便利テク その9
ノイズ除去やフォルダ管理などボイスメモ機能が強化
ボイスメモアプリが強化されたのはご存じだろうか? ライターのようにインタビューの音声を録音して、テープ起こしをしている人には便利だ。まず、再生している音声からノイズを押さえることができるようになった。しかし、なぜか通常の再生画面からでは操作できないのが残念。メニューから「録音を編集」をタップし、編集画面で再生中に左上のアイコンをタップすることで、ノイズリダクションが可能になる。
フォルダを作成し、分類できるようになったのも助かる。メイン画面の右下にあるフォルダアイコンをタップし、フォルダ名を入力すればいい。作成したフォルダは左にスワイプすることで削除できる。「編集」を押して録音を選択し、「移動」をタップすると、保存フォルダを移動できる。
メニューから「よく使う項目」を有効にしておくと、トップ画面の「よく使う項目」からいつでもアクセスできるようになる。ブックマーク機能のようなもので、語学学習や座右の銘などを繰り返し聞くときなどに利用しよう。
iPhoneの便利テク その10
流れている音楽の曲名やアーティストをサクッと調べる
筆者は「SoundHound」というアプリを普段使いしていた。飲食店などで流れているBGMが好みだったり、懐かしいのに曲名が思い出せないときに、アプリを起動すると曲を分析して曲名やアーティスト名を検索してくれるのだ。知らない人にはとても驚かれるし、その場も盛り上がるので、有料だったがイチオシだった。
2017年、「SoundHound」と同じ音楽検索のライバルアプリ「Shazam」がアップルに買収された。どうなるのかと思ったら、なんとiOS 14で標準機能として搭載してきた。
「設定」から「コントロールセンター」を開き、「ミュージック認識」の「+」をタップして追加する。アイコンは「Shazam」のままだ。コントロールセンターに追加されたアイコンをタップするとBGMを聞いて、ポップアップで曲名とアーティスト名を表示してくれる。
ちなみに、ポップアップをタップすると「Shazam」アプリが起動する。検索した曲は「マイミュージック」に追加されている。Apple Musicを契約していれば、後で聞き直すことも可能だ。
以上が、iPhoneを便利に使い倒すためのテクニック10の2021年最新版となる。せっかく最新のiPhoneを使っているなら、全機能をマスターして徹底的に活用しよう。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。スマホやPCから様々なガジェットやネットサービスを扱っているIT・ビジネスライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は1983年発売のX1C(シャープ)から。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、三田本店で営業中。
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