Sansanは2月12日、クラウド請求書受領サービス「Bill One」にて企業の請求書に関する業務実態と非効率を明らかにする「請求書に関する業務の実態調査2021」を発表した。
請求書を取り扱う業務を担当するオフィスワーカー(1000サンプル)を対象としたオンラインアンケート調査の結果。
請求書による業務の非効率化は、これまで経理部門や財務部門の業務として論じられることが数多くあった。今回の調査では、請求書処理のために営業や企画・マーケティングなど、非経理部門のおよそ82.5%が出社を強いられるなど、各部門に及んでいることがわかったという。また、実態としては、ほぼ全てが紙の請求書を受け取ると答えた人が60.6%、受け取る請求書の半数以上が紙であると答えた人が90.3%も存在し、いまだに紙の請求書が支配的なことがわかる。
受け取りから支払の実施、保管まで、請求書1枚にかかる時間はおよそ52分。1ヵ月の請求書の平均受領枚数は96.08枚となり、企業は平均しておよそ83時間もの請求書処理の時間をかけていることになる。一方、2022年の実施を目指して「Peppol」の標準規格採用が決まるなど、普及に向けて準備が進む電子インボイスについては制度の概要を知っている人の勤務先の61%が、対応を前向きに検討するなど電子インボイスの普及に対して前向きな姿勢を持っているとしている。
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