グレープシティは2月9日、ノーコードウェブアプリ開発ツール「Forguncy(フォーガンシー)」をアップデートし、業務効率化を促進する機能として、ビジネスチャットツール「Microsoft Teams」との連携やデータ処理を週次や月次単位でスケジュール実行できる機能を追加した。
Forguncyは、ウェブアプリケーションをノーコードで開発・運用できるプラットフォーム。ウェブページはExcel方眼紙をベースとした開発画面でレイアウトを作成、データはAccessと同じようなリレーショナルデータベースで管理する。また、画面レイアウトやデータは既存のExcel・Accessファイルを読み込んで自動生成できるため、コストを抑えた開発が可能とする。
今回のForguncy 6アップデートでは、Microsoft Teamsへメッセージ送信ができる「Teamsプラグイン」を追加。クライアント側やサーバー側のコマンドに設定してデータの更新完了やワークフローのアサイン通知を受け取れる。また、データ処理などを定期実行できるスケジュールタスク機能に週次・月次、日時指定の設定が可能になった。これにより、毎月の予実集計や日時指定でデータをインポートするといった処理にも対応する。
本機能の活用例として、製造業における品質検査業務を挙げている。製造業の品質検査は、企業独自の検査基準や商品ごとに検査項目が異なるため、生産管理システムでは対応しきれず、Excelが使われていることが多いという。しかし、Excel運用では転記作業の負担や基幹データとの分断により、最新データの活用には手動の更新作業が必要となるなどの課題がある。そこで、Forguncyの運用に切り替え、検査依頼から品質検査まで一括管理できるシステムを作成、外部システムとの連携機能により生産管理システムの最新データをバッチ処理で取得できるため、手動の更新作業が不要になるという。また、検査依頼やデータ更新が行なわれたタイミングでTeamsに自動投稿することで業務の進行を補助し、リードタイムを削減する。
なお、新機能の詳細は2月24日開催のウェブセミナーにて解説する。Forguncy 6アップデート機能説明会はこちらから。
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