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独自開発のバーチャルヒューマン生成技術を使用

ZOZO、“人間との判別難しい”バーチャルモデルがインスタで発信

2021年02月10日 13時30分更新

4名のバーチャルファッションモデル「Drip」

 ZOZOテクノロジーズは2月9日、3DやAIを活用した「バーチャルファッション」プロジェクトを開始した。ユーザー一人ひとりに最適なモデル、着こなしを提供するパーソナライゼーションの構築、バーチャル上での試着などを目指す。

InstagramおよびTikTokにて活動を発信していく

 同社は、「MORE FASHION×FASHION TECH」という経営戦略を掲げ、ファッション領域におけるテクノロジー活用を進めている。今回、バーチャルプロジェクトの第1弾として、同社のバーチャルヒューマン生成技術を使用した、4名のバーチャルファッションモデル「Drip」が登場。異なるファッションスタイルを持つ4名が、様々なコーディネートを着用する。彼らは、InstagramおよびTikTokにて活動を発信していく予定。

 バーチャルモデルは、同社とディープフェイク技術者のHao Li氏が率いるPinscreenが共同開発をしており、リアルな人間との判別が難しいクオリティーを実現したという。

 本技術によって、例えば、商品ページを閲覧する際にユーザーの体型、年齢に近いモデルの着用画像が自動的に表示されたり、過去の購買データからユーザーの好みのアイテムやスタイルを判断し、そのアイテムやスタイルに合ったバーチャルモデルが着用した画像で提案することが可能になる。加えて、現実世界に実在しないモデルを使用することで、ささげ業務(撮影、採寸、原稿作成)における省コスト化も実現可能としている。

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