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コロナ禍が変えたPC市場とは? 日本HP、岡社長の言葉から

2021年02月05日 09時00分更新

今回のひとこと

「コロナ禍においても、HPの戦略は変わらない。スピードをあげ、スケールをあげ、もっと身近に使ってもらえるようにすることに力を注ぐ」

(日本HPの岡隆史社長)

 新型コロナウイルスの感染拡大によって社会生活が変わるなか、パソコンやプリンターの需要にも大きな変化があった。

 日本HPの岡隆史社長は、「ステイホームにより、会社や学校でやっていたことを、自宅でできるようにしなくてはならないというニーズが高まり、家庭内においても、子供を含めて、1人1台のパソコンが求められるようになった。これにより、家庭への浸透率は倍近いになっていくと考えられる。また、プリンティングも、会社のなかで大量に印刷するといった使い方から、家庭のなかに小型のA4プリンターを設置し、必要なものだけとをプリントするという動きに変わってきた。さらに、非接触というニーズのなかで、AIやVR、自動化といったテクノロジーを取り込む動きも加速した」と指摘する。

 そして、「パソコンが、1人1台になってくると、これまでパソコンを使いこなしていなかった人たちが利用するようになり、使う人のITリテラシーが自然と高まり、全体が底上げされる」と前置きし、「動画や音声を利用したコミュニケーションが活性化し、自己表現したいという気持ちが高まり、クリエイティブな使い方も増え、コンテンツがリッチになる。それに伴い、個人が自分にとって一番心地よい環境を実現したいという要望が高まり、自分に適したデバイスや、ツールを選ぶことにつながるだろう。そして、パーソナライズ、オンデマンドといったニーズが高まることになる。これらがパソコンビジネスのキーワードになる」と語る。

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