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UVC/UACに対応、Xperiaからのストリーミング配信も

ソニーのVLOGCAM「ZV-1」がソフト不要でPCのウェブカムになる

2021年02月09日 13時00分更新

 ソニーは2月9日、VLOGCAM「ZV-1」の機能を強化。無償のファームウェアアップデートで、PCからUVC/UAC機器として認識できるようになる。

VLOGCAM ZV-1(ブラックモデル)

 UVCは「USB Video Class」、UACは「USB Audio Class」の略。Windowsなどの標準ドライバーを使い、USBケーブルでPCとZV-1をつなぐだけで、ウェブカメラとして利用できるようになる。ZV-1は、従来からPCのウェブカメラとして利用可能できたが、「Imaging Edge Webcam」というオリジナルソフトのインストールや、使用の前にいくつかの設定が必要だった。ファームウェアアップデートしたZV-1を使うと、この接続手順が大きくシンプル化する。ウェブカメラとして使用する際の画質(解像度)も、従来の1024×576画素から1280×720画素とハイビジョン相当(720p)に高画質化する。

 ZV-1のマイクは指向性が高く、バックグラウンドノイズなどもうまく低減するため、PC内蔵のマイクよりも聴きやすい音声とともに映像を届けられる可能性が高い。加えて、ZV-1に接続したアナログマイクを使うことも可能だ。また、「Xperia 1 II」「Xperia 5 II」など対応機種は限定されるが、Android 11スマホと接続し、ZV-1でとらえた映像と音声を直接インターネットに配信することもできる。

ストリーミング配信で利用する際のイメージ

 ソニーの調査では、ZV-1の購入者のうち22%がImaging Edge Webcamをダウンロード済み。すでにライブ配信をしている人は15%いる。興味を持っている層にまで広げると、約6割がストリーミング配信に意欲的だ。PCと組み合わせたウェブ会議の高画質化だけでなく、屋外でのライブ配信なども可能になり、ZV-1の応用範囲が大きく広がるとしている。

 また、ZV-1の購入者に向けたキャンペーンも実施する。2021年2月12日~5月9日にZV-1を購入したユーザーに向けて、Adobe Premiere Ruchの3ヵ月無料版、先着2000名に対して虹色の限定版ウィンドスクリーンを提供。加えて、シューティンググリップやマイクなどのアクセサリー(GP-VPT2BT、GP-VPT1、VCT-SGR1、ECM-XYST1M、ECM-GZ1M)を購入した場合は2000円のキャッシュバックが得られる。

先着2000名に向けた限定版ウィンドスクリーン(グラデーションバージョン)

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