プロのクリエイター向けXperia
「Xperia PRO」はスマホであってスマホにあらず!
ソニーモバイルコミュニケーションズから発表された、Xperiaシリーズの最新モデル「Xperia PRO」。5Gでの通信はミリ波に対応し、HDMIの入力ポートを装備することで、デジカメやビデオカメラのモニターとして使えるほか、ライブストリーミングで出力する機能も装備している。このXperia PROの実機をチェックする機会がメディア向けに設けられたので、そのレポートをお届けしよう。ただし体験時間が30分だったので、細かな機能や性能を確認する時間はなく、ファーストインプレッションとなっている。端末の詳細なレビューは後日お届けする予定だ。
Xperia PROは、昨年発売された「Xperia 1 II」をベースとしており、プロセッサーはSnapdragon 865でディスプレーやカメラの性能などはXperia 1 IIと同等だ。ただし外観の印象は変わっており、サイズは約75×171×10.4mmとひとまわり大きいだけでなく、本体側面や背面の素材も樹脂となっている。
さらに、マット調の仕上げでざらっとした感触。指紋も目立たずグリップしやすく「プロ向けの機材」といった印象が強い。本体素材を採用した理由として、ソニーモバイルは電波感度をあげている。Xperia PROが対応している5Gのミリ波は手で覆うだけでも影響が出るほどなので、電波を通しやすい樹脂が選ばれたというわけだ。
本体右側面には音量ボタンと指紋認証センサー一体型電源、そしてXperiaシリーズではおなじみのシャッターボタンがある。さらにXperia 1 IIではなかったショートカットキーも搭載。このボタンはカスタマイズ可能で、標準では電波強度や通信速度などを確認できるオリジナルアプリ「ネットワークビジュアライザー」が割り当てられている。
特徴的なのは本体下部のコネクター。USB Type-Cに加えてmicroHDMIを搭載。ここにデジタル一眼カメラやDVカメラなど、HDMI出力が可能な機器とHDMIケーブルで出力すればXperia PROのディスプレーでそのモニタリングが可能となる。
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