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2軸ムービングコイル方式で10Wでの急速充電対応

新型クラウンに、パナソニック製新世代ワイヤレス充電器を採用

2021年01月22日 15時30分更新

 パナソニック オートモーティブは1月21日、自社の新世代ワイヤレス充電器が、トヨタ自動車の新型クラウンに採用されたと発表した。本製品はWPCが策定したワイヤレス給電に関する国際規格「Qi」に対応し、パナソニックの独自技術である2軸ムービングコイル方式を10W急速充電対応に発展させ、効率化と短時間充電を実現したとしている。

 2軸ムービングコイル方式は、スマホのコイル位置を検知し、充電器のコイルが位置合わせを行なうことで低い熱損失と高い充電効率を維持する。幅広い形状のスマホに対応しているだけでなく、ムービングコイルが自動で最適充電位置に移動するため、充電トレイに置くだけで充電される。くわえて走行時の振動での位置ズレで充電停止してもトレイ内であれば、自動で再開される。

充電器のコイルが、スマートフォンのコイル位置に2軸(X軸とY軸)の方向に動き、両者の位置を合わせることで、高効率な充電を実現する。

 同社は、拡大するスマホ向け車室内充電の要望に応えるため、車室空間のデザインに自由度を与えるワイヤレス充電器の大電力化と効率化を進化させ、安全・安心で快適なドライビング環境に貢献するとしている。

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