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レジレスソリューションとマルチ生体認証を活用

横浜でレジなしコンビニ実験、AIと生体認証で自動決済。富士通と光洋

2021年01月18日 18時00分更新

実施店舗「グリーンリーブスプラス横浜テクノタワーホテル店」

 富士通は1月15日、光洋ショップ‐プラスが運営するコンビニエンスストア「グリーンリーブスプラス横浜テクノタワーホテル店」(神奈川県横浜市)にて、一般の顧客に向けては日本初という、生体認証技術で本人確認をするレジなし店舗の実証実験を開始した。光洋は、4月1日から同店舗での本運用を開始する予定としている。

 今回、富士通は光洋向けにレジレスソリューション「Zippin」とマルチ生体認証を活用したレジレスシステムを構築した。光洋は本システムを活用することで、支払い時における購入者と店員との接触防止による新型コロナウイルス感染症対策、レジなし店舗における品揃えの最適化やレジ待ちストレスの解消などの効果について検証する。

 今後、光洋は全国の病院・施設内のコンビニエンスストアやレストラン、カフェの運営ノウハウを活かし、レジなし店舗とのシナジー効果が見込めるユニークな複合店舗の開発を目指す。病院職員向け店舗およびマイクロマーケットなどを中心に、2024年までに順次30店舗以上へのレジレスシステムの導入を予定している。

 本システムでは、来店客は事前にスマホアプリ「GreenLeaves+アプリ」をダウンロードし、クレジットカードの情報を登録した後、アプリに表示されたQRコードで入店する。入店後は、店内に設置されたカメラや重量センサーなどのIoTとクラウド上のAIを組み合わせることにより来店客の動きや購入商品を判別。来店客はそのまま退店することで自動的に決済が完了し、スマホに送られる電子レシートで購入履歴を確認できるという。

 さらに、手のひら静脈と顔情報のみで本人を特定できるマルチ生体認証技術を活用し、手のひら静脈と顔の情報をスマートフォンアプリと紐づけて事前に登録することで、スマホを使用することなく手ぶらでの入店が可能になる。

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