未就学児がコーディング!?
小学校で必修化の「プログラミング」が習い事ランキングでまさかの……
いま注目される子どもの習い事は?
2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されたが、習い事の実態や家庭での関心はどうなっているのだろうか。0歳~小学校6年生までの子どもがいる家庭を対象としたインタースペースの「お子さんの習い事」に関する調査(2020年9月)を見てみよう。
小学生が現在習っている習い事は、1位が小学生向け通信教育、2位スイミング、3位ピアノ、4位英語・英会話、5位習字という結果に。練習を頑張れるようになったり、自己肯定感が上がったり、交友関係が広がって協調性や社交性がついたりなどのよい影響を感じているようだ。
プログラミング教育への関心は高い
一方、これから小学生の子どもに習わせたい習い事は、「将来役に立つ力が身につくと思うから」という理由で「英語・英会話」が1位になった。「英語」は2020年より小学校5年と6年で教科化しており、家庭での関心も高いことがわかる。
続いて、「学習の先取り・学力向上のため」という理由で2位は「進学塾」。「子どもの得意なこと、好きなことを増やしたいから」という理由で、「プログラミング」も3位にランクインしていた。
保護者のプログラミング教育への関心は高い。周囲でも「体験した」「体験したい」という声があがっており、筆者が取材に行ったときには、小学生だけでなく未就学児もたくさん訪れていた。プログラミングが完成したときには賑やかな声があがるが、それ以外のときはみんな集中して熱心に作っている。
学校の授業でも、子どもは全般的にパソコンなどIT機器に触れることが好きであり、他の授業よりも熱心に取り組む傾向にある。感想を聞いても、「楽しい」「もっとやりたい」という声が多い。
プログラミング学習は子どもにも人気が高く、保護者における関心も高い。今後もまだまだ広がっていきそうだ。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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