約4万円のサウンドバーへの移行
2019年に、32インチのテレビからBLAVIAの液晶55インチに移行。リビングでの充実度がさらにアップしました。と同時に「この大画面に相応しいサウンドバーを揃える時が来たか…!」と、サウンドバーの更新も本格検討。Boseやヤマハ、DENON、JBLなど、サウンドバーのラインナップもこの頃は充実してます。SONOSも良いね、カッコいい。
悩んだ末の2020年夏に、同じソニー製品である「HT-X8500」をチョイス。サブウーファー内臓のサウンドバーとしては最上位モデルになります。さらに音質を求めるならワイヤレスサブウーファーを設置した方が良いのでしょうけど、さすがにそこまでセッティングするのは億劫で…。
満足度については申し分なし。55インチの迫力に相応しい、臨場感のあるサウンドを楽しんでいます。あえていうなら、テレビって映画・ゲーム・YouTube・地上波などなど、試聴ジャンルが幅広すぎるので、サウンドバーの音質設定によって聞こえ方が全く変わってくるんですよね。「シネマ」の状態でYouTube実況を見ると、実況の声の圧が激しすぎる、みたいな問題です。でも『God of War』みたいなゲームをやるときは重厚サウンドがめちゃくちゃハマるので、色々試してみるのも面白い。
サウンドバーは、コスパの良いエンタメ向上ガジェットでもある
1万円→4万円のサウンドバーと、レベルアップしてみて感じたのは、サウンドバーってコスパの良いガジェットだなということ。テレビを中心としたエンタメ体験の質を、わりとお手軽にアップグレードしてくれます。
というのも、テレビの乗り換えはかなりハイカロリーじゃないですか? エンタメの質を挙げるためには手っ取り早い手段ですけど、おいそれとできるものではない。じゃあサウンドの改善に着手するとして、本格的なオーディオ環境の構築も同じくらい(あるいはテレビ以上に)手間がかかる。ヘッドフォンという方法もあるけど、高級ヘッドフォンは4万円以上しちゃうし、有線だとケーブルが邪魔だし、かといってワイヤレスは遅延もあるし、そもそも家にいるときくらいオープンなリスニングにしたいし……。
などなどの悩みをズバっと解決しうるのが、サウンドバーなんです。音場広々、音圧充分、でありながら価格はそこそこ。これらの要望は有線スピーカーでも満たせそうですけど、サウンドバーはHDMI接続できるものも多く、セッティングが簡単なのが利点。リスニングポジションも特に決まってないので、良い意味で雑に使っても良い音を味わえるんですよね。
2020年は、自宅で過ごす時間が全人類的に増えたはず。であるなら、多くの家庭において最大サイズのディスプレイであるテレビの質をあげる方法として、サウンドバー、オススメします。ハイエンドな機種である必要はありませんし、テレビのスピーカーからの移行というだけでなかなかに感動できると思いますよ。どうせ数年後にはもっと良い音質が欲しくなるのですから…!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう