akippaは12月14日、提携するakippa駐車場で弁当や食料品などの販売・購入ができる「akippaマルシェ」の実証実験を開始すると発表した。12月17日から、東京都内、大阪市内で開始する。
akippaでは新型コロナウイルスの影響を受けて、今年の4月から駐車場を活用した3密回避施策として野菜の直売、弁当の販売を実施してきた。施策の実施以降、ほかの事業者からも販売許可についての問い合わせが数多くあったという。また、第3波到来といわれている最近では、飲食関係者を中心に出店場所の相談が引き続き寄せられていたとのこと。
akippaでは、利用規約上駐車以外の目的での利用を禁止しており、現状のサービスにおいては駐車場での物販はできない。しかし、コロナ禍において「密」を回避できる駐車場での弁当販売やキッチンカー、ドライブインシアターなどさまざまな取り組みを見て、駐車場の新しい活用は事業者・消費者双方の困りごと解決につながるのではないかと考え、個別に駐車場オーナーに確認をした上で、実証実験というかたちでakippaマルシェの実施を決定したとのこと。
今回の実証実験では、企画に賛同する事業者が、許諾の取れたakippa駐車場で弁当や惣菜などを販売する。消費者は、予約など不要で購入できる。今回はエナプラスとカラビナフードワークスの協力のもと、12月17日から東京・大阪の2都市で実施する。
Kitchen Car Labを運営するエナプラスは、連携するキッチンカーを東京都内で出店する。出店場所は池袋DUPLEX B's駐車場（東京都豊島区池袋2丁目40-4）。初回出店日時は12月17日11時から。昼間のみの出店となり、売り切れ次第終了となる。
将来的には、昼間はオフィス街のランチ需要、夕方は住宅街、といった消費者ニーズに合わせた出店も検討していくとのこと。今後の開催予定は、移動販売車Twitterまとめサイト「イドハン〜i do fun〜」のウェブサイトおよびTwitter確認できる。
カラビナフードワークスは、大阪でパスタやクラフトビールなどを販売する。出店場所は大阪市浪速区桜川4丁目駐車場（大阪府大阪市浪速区桜川4丁目3-25）。初回出店日時は12月18日15時00分〜21時00分。
akippaは今後、オフィス街や住宅地などでの食事ニーズのほか、年末年始には寺社周辺、スポーツの試合やイベント開催時にはイベント施設周辺など、事業者・消費者双方の需給にあわせた展開をしていけるよう検討を進めていくとしている。また、飲食物に限らず、物販の販売なども検討するとのこと。
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