KDDIは9日、4Gで使われている既存周波数帯を転用した5Gサービスを12月中旬以降、順次開始すると発表した。当初用いられるのは3.5GHz帯で東名阪エリアでのスタートとなる。なお、実際の利用には端末のソフトウェアアップデートが必要としている。
5Gのサービスエリアについては、国内ではサブ6(3.7GHz帯、4.5GHz帯)とミリ波(28GHz帯)で周波数帯が4キャリアに割り当てられたが、一方でこれらはその性質上電波が飛びにくいという特長も持つため、4Gで用いられている周波数帯の転用による5Gネットワークについて、KDDIとソフトバンクは積極的に展開することを以前から表明していた。
こうした既存周波数帯の転用も含めて、KDDIでは2021年3月時点で約1万局、その1年後の2022年3月時点で約5万局の5G基地局を構築予定で、5Gエリア拡大をより加速していくとしている。
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