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セイコー、視覚障害者向け音声デジタルウオッチを11年ぶりに刷新した新モデルを発表

2020年10月28日 18時00分更新

 セイコーウオッチは10月28日、視覚障害者に向けた音声デジタルウオッチを11年ぶりに刷新、新製品となる3モデルを発表した。12月11日に発売する。

 同社の視覚障害者向け時計の開発の歴史は1939年(昭和14年)まで遡り、戦時中に負傷した軍人将校のために、開閉する蓋を設けた提時計タイプの触読時計を開発、提供。ボタンを押すだけで音声が流れる音声デジタルウオッチは1966年(昭和41年)に初めて発売している。

「SQWK033」(2020年9月発売モデル)

 新たに、年齢や能力に関係なく幅広い人々のニーズを反映し製品やサービスを考案していくインクルーシブデザインの考え方に基づき、視覚障害者団体へのヒアリングを実施することでアクティブなスポーツシーンにも使いやすいモデルもラインアップに加えた3モデルを展開する。

 モデル「SBJS013」(ステンレススチールバンド)と「SBJS015」(シリコンストラップ)、「SBJS016」(シリコンストラップ)が用意される。ケースサイズは外径41mm、厚み14.1mm。価格はいずれも1万8700円。

「SBJS013」

「SBJS015」

「SBJS016」

 なお、「セイコー 音声デジタルウオッチ」は、アナログウオッチとしての美しさとウェアラブルデバイスとしての高い利便性を両立した新ブランド「wiredwena」とともに2020年度グッドデザイン賞を受賞している。

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