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小型ベアボーンPCにおけるゲーミング性能の限界をぶちやぶれ!

ビデオカードが入るNUC 9 Extremeを検証!RTX 3070の外付け魔改造も試す

2020年10月29日 22時00分更新

CPUは独自モジュール「Compute Element」で実装

 無事開封の儀が終わったところで、まずは外観や内部構造をチェックしていこう。

フロントにはUSB 3.1 Gen 2 Type-Aポート×2、SDXCカードリーダー、電源ボタンを備える

背面は「Compute Element」のインターフェースを利用可能。また、内部にアクセスするためのネジも上部に用意されている

背面のネジと2基のファンを備えた上部パーツを取り外せば、内部にアクセスできる。なお、サイドパネルはスライド式で着脱できる

サイドパネルを外すと、奥に「Compute Element」、手前にPCI Expressスロットを備えるベースボードが見える

 従来のNUCはシステムボード上にCPUを直接はんだ付けしており、ボード1枚で機能が完結していた。しかし、NUC 9 Extrme KitではCPUやチップセットをあらかじめ組み込んであるカード型のモジュールユニット「Compute Element」を、シャーシ内のベースボードにあるPCI Expressタイプの専用スロットに差し込むことで動作させている。

 Compute ElementにはSO-DIMMスロットやM.2スロットを備え、メモリーやストレージを搭載できる。また、ベースボードには別途PCI Express×16スロットやM.2スロットが用意されており、こちらにビデオカードなどを装着することで機能拡張できる。

Compute Elementは取り外し可能。内部にメモリーとSSDを装着するため、組み上げる際は必ず一度取り外す必要がある

背面。一見すると普通のビデオカードのようだ

背面インターフェースはCompute Elementに用意されている

Compute Elementのネジを外すことでさらに内部へアクセスできる

SO-DIMMタイプのメモリースロットとM.2スロットを2基ずつ備えている。また、M.2スロットはベースボード側にも1基搭載する

メモリースロットは最大容量64GB、DDR4-2666をサポートするSO-DIMMスロット×2を用意。SSD搭載用のM.2スロットはCompute Element側に2基(PCI Express 3.0×4またはSATA 3.0接続)、ベースボード側に1基(PCI Express 3.0×4接続)備え、計3基のM.2 SSDを接続できる。小型ながらも拡張性は十分と言える。

メモリーとストレージを装着したら、再びケースにCompute Elementを取り付ける。何本か装着しなければいけないケーブル類があるため、忘れないようにしよう

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