ソフトバンクは10月26日、学校法人大正大学と大学の教育・研究活動やキャンパス運営にテクノロジーを活用したスマートユニバーシティの実現を目指した連携協定を締結したと発表した。
大正大学は、2026年に創立100周年を迎えるにあたり、中期計画「MIGs(ミライ・イノベーション・ゴールズ) 2026」をキーワードに、大学の魅力化実現に向け多様な改革を推進。MIGs 2026では、産学連携のデータサイエンス教育を導入するなど、さまざまな取り組みを進めている。
ソフトバンクでは、「Beyond Carrier」戦略を掲げ、通信事業を基盤に最新テクノロジーを活用して産業のデジタル化を推進し、社会課題解決に取り組んでいるほか、SDGsの達成を経営の重要事項と位置付け、教育機関や地域社会、自治体、企業などへの貢献を目指し、さまざまな取り組みを進めている。
今回の連携協定により、両社は大正大学の中期計画MIGs 2026の下で大学のデジタル化を推進し、ニューノーマル時代の新しい大学の創造を目指すとしている。具体的には、全ての授業(およそ1300講義)の全面オンラインで実施(実施済み)、ヤフーが提供するビッグデータ検索ツール「DS.INSIGHT」をゼミや授業のデータリソースとして活用(2020年6月から活用開始)。さらには学生証のデジタル化やスマホの内線化、電子決済、入学前から在学中、卒業後も含めた相互関係の構築や、起業家精神教育や地方自治体と連携することでソフトバンクのグループとの協力による新時代の地域戦略人材育成などを展開するという。
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